“Wässer” by Inoyama Land
1.Amur Pike
from "Autre Méthode Divinatoire" -Inoyama Land- (2004)
2.Bangle Bangle
from "Inoyama Land" -Yasushi Yamashita- (1984/1997)
3.Shüffer
from "Danzindan-Pojidon" -Yasushi Yamashita- (1983/2018)
4.△のテーマ
from "Egyptology" -Inoyama Land- (1999)
5.Happy Birthday
from "Music For Myxomycetes" -Yasushi Yamashita- (1998/2018)
6.Wässer
from "Collecting Net" -Yasushi Yamashita- (1977/2018)
7.and Zone
from "Live Achives 2001-2018" -Inoyama Land- (2005/2019)
8.Toy Tog
from "Inoyama Land" -Yasushi Yamashita- (1992/2018)
9.Banyak Pike
from "Autre Méthode Divinatoire" -Yasushi Yamashita- (2004)
10.Abatwa
from "Music For Myxomycetes" -Inoyama Land- (1998)
11.Ino-Yama-Ino '81
from "Transonic 8" -Inoyama Land- (1981/1998)
12.Apple Star
from "Danzindan-Pojidon" -Makoto Inoue- (1983/2018)
13.笑う蜩
from "Inoyama Land" -Inoyama Land- (1997/2018)
14.8・31
from "Danzindan-Pojidon" -Makoto Inoue- (1983)
15.世界の終わり?
from "Egyptology" -Inoyama Land- (1999)
16.Open Heart
from "heart" -Inoyama Land- (2000)
このテの音楽は説明がないとどう聴いていいか、
イメージが伝わらない場合が多いので、解説を書きたいと思います。
長くなると思いますが、何とぞよろしくお願いいたします。
①「Amur Pike」 from "Autre Méthode Divinatoire"
2004年に発表されたアンビエント系のコンピレーション・アルバムから。
"Amur Pike(アムール・パイク)"とはロシアのアムール川に生息するカワカマスのことで、
要するに魚の名前ってことですね。
それを知ってこの曲を聴いても、よくわからないんですけどね。
でも音色が綺麗で素晴らしい。
最初から難しめな曲でしたけど、次からが本編で、この曲は"前奏曲"ということで。
②「Bangle Bangle」 from "Inoyama Land"
今回の曲の中では最もわかりやすいメロディーを持った曲です。2ndアルバム「イノヤマランド」から。
"バングル"とは"腕輪"のことなんですけど、これも曲にあまり関わりなさそうですね。
③「Shüffer」 from "Danzindan-Pojidon"
デビュー・アルバム「ダンジンダン・ポジドン」の冒頭を飾っていた曲です。
"ダンジンダン・ポジドン"という変なタイトルは、山下康さんが幼少時、
友達の何某さんが"ダンジンダン・ポジドン"と言いながら遊んでいたことから由来している、
とのこと。
シタールのような音色がとても南国的。
④「△のテーマ」 from "Egyptology"
この曲もかなり"環境音楽"的。メロディーはありません。リズムは辛うじて。
巻上公一さんの舞台のサントラ「エジブトロジー」から。
⑤「Happy Birthday」 from "Music For Myxomycetes"
1998年の3rdアルバム「変形菌のための音楽」から。
これも比較的わかりやすいメロディーがあります。それを延々と…。
1998年のこの曲のオリジナルは効果音がかぶさっているので、
今回は2018年に発表された音楽のみのリミックス・ヴァージョンです。
⑥「Wässer」 from "Collecting Net"
"Wässer"とはドイツ語で"水"のこと。
イノヤマランドの音楽は、この"水"を感じさせる曲が多いことも魅力のひとつです。
それで"水"と言えば、睡蓮の画家"モネ"ということで、今回のブックレットはモネの絵にしました。
元々はデビュー・アルバム「ダンジンダン・ポジドン」の1曲ですが、
今回は1977年の舞台「コレクティング・ネット」のサントラから。なので、音が悪いのはご勘弁を。
⑦「and Zone」 from "Live Achives 2001-2018"
このアルバムは2000年代に行ったライヴをまとめたもの。
この曲は2005年のライヴで「and Zone」はその会場名。
この曲はライヴでしか聴くことができず、正式なスタジオ録音はありません。
⑧「Toy Tog」 from "Inoyama Land"
1997年2ndアルバム「イノヤマランド」からですが、録音自体は1992年のもののようです。
2018年に再発売されたときにボーナス・トラックとして収録されました。
⑨「Banyak Pike」 from "Autre Méthode Divinatoire"
これも①「Amur Pike」と同じく"Autre Méthode Divinatoire"から。
"Banyak"とはインドネシア語で"たくさんの"という意味。
それで"Pike"が"魚"なので"たくさんの魚"…。意味不明です。
⑩「Abatwa」 from "Music For Myxomycetes"
1998年の3rdアルバム「変形菌のための音楽」から。
この曲はオリジナル・アルバムからそのまま収録。
パーカッションも入っていてリズムがしっかりしていますので、とても聴きやすいです。
⑪「Ino-Yama-Ino '81」 from "Transonic 8"
これも1998年のコンピレーションCDに1曲だけ入っていたもの。
"'81"とあるように1981年に作った曲・3曲を断片的につないだもののようです。
これも比較的リズムがハッキリありますが、
もう"環境音楽"の範疇ではなくなってきています。
⑫「Apple Star」 from "Danzindan-Pojidon"
冒頭から延々と鳴り続ける5拍子のフレーズが聴くたびにクセになってきます。
その裏では、感動的なストリングス系のシンセが鳴り響きます。
オリジナルはデビュー・アルバム「ダンジンダン・ポジドン」の曲ですが、
今回は2018年のUplink Factoryでのライヴです。
⑬「笑う蜩」 from "Inoyama Land"
2ndアルバム「イノヤマランド」のラストを飾っていた曲です。
この曲も親しみやすいメロディーを持っています。
でも"環境音楽"的な部分をちゃんと残している。この塩梅が最高です。
こちらも2018年のUplink Factoryでのライヴから。
⑭「8・31」 from "Danzindan-Pojidon"
デビュー・アルバム「ダンジンダン・ポジドン」から。これはオリジナルそのまま。
意味深なタイトル"8・31"。もしかして8月31日?
遂に夏休みも終わる、やるせない夕暮れを思い描きます。
⑮「世界の終わり?」 from "Egyptology"
巻上公一さんの舞台のサントラ「エジブトロジー」から。
タイトル通り、舞台の終盤で使われた楽曲のようです。(よくは知らない、わからない)
感動的なストリングス系のシンセの音色が"終わり"を感じさせます。
⑯「Open Heart」 from "heart"
2000年に関口孝さんという揚琴(中国の楽器らしい)奏者の人との
コラボレーション作品「heart」から。
このアルバムにはイノヤマランドの楽曲が9曲も収録されている。
この曲はそのラストに収録されていた曲。
"Live At 江合川"と書いてあるので、河川敷でのライヴだったのだろうか。
何はともあれ、イノヤマランドの楽曲の中でも親しみやすいこの曲で終わってみました。
いかがだったでしょうか。
イノヤマランドの魅力が伝わるための一助になれたら幸いです。


