先日行われたアクアスロン大会!


なんとか無事完走しました!!



会場はこんな感じス。


走って、泳いで、学んで。~30代男がランとスイムと語学をやるブログ~



参加者は250人!



走って、泳いで、学んで。~30代男がランとスイムと語学をやるブログ~

全員屈強。


そして頑健!


腕に覚え有り過ぎる輩の祭典でしたよ・・・




スタート前になぜか愛用のゴーグルを紛失し、

大会本部で借りたゴーグルが、

すさまじく傷だらけ曇りだらけ!


こんなんで泳げるかー!!!





雨もガンガン降ってくるし、風もめっちゃ

強いし、ピンチすぎる!


へこむまもなく、入水チェック→第一ウェブスタート!


ひえー!!!



海で泳ぐのは初めてだったので、まずはその

「にごり」にびびりました。



色でいうと、緑ですかね。

とにかく前が見えません。


なので、クロールしながら周りを見渡し、

方向を確認しながら進んでいきました。


あと、やはり海水のしょっぱさがやばかった。

後からは気にならなくなりましたが・・・


群集にのみこまれるとつかまれたり蹴られたりするので、

少しアウト気味にコースをとって、独自路線を貫きながら

クロールと平泳ぎを混ぜて進みます。




さすがに海を泳ぐってしんどい・・・


思ったより進まない。



2分の間をおいてスタートした第2ウェブ、さらに第3ウェブの

速い選手たちにも抜かれ始めます。




・・・しんどい。


雨と風が強さを増して、波が風で荒れてきた。



体が、揺れる。


持って行かれる。



進まない・・・。





コースはカタカナの「コ」の字型に作られていて、

1周500メートル。それを3週泳ぐことになっています。



第1コーナーを右折するあたりで、急に

ウェットスーツの息苦しさ

耐えられなくなってきました。


締め付けがきつく感じられて、泳ぎながら肺と心臓が

握りつぶされそうになる感じ。



何これ!


何この感覚!!


さっきまで、そんなことなかったのに・・・





水中の視界が不確かなこと。


自然への恐怖。


距離への不安。



すべての要素が複雑に絡み合って、いきなり

パニックに陥りました!!




無理。


こんなん無理。泳げん。


長すぎる。



苦しい。


息が苦しい。


手が動かない。



死ぬんじゃないか。


オレ、死ぬんじゃないか・・・




まだ1周目の途中なのにいきなり頭の中が真っ白に。

水を飲んだわけでも引きずり込まれたわけでも

ないのに。


完全に平泳ぎのみになる。


パニック状態はやがて、戦意喪失状態

変わりました・・・。






前方に、ボートに乗ったレスキューボーイを発見。



「すいません、やっぱり泳げません」

と言おう。

手を振って、言おう。




思ったより、進まなかったので・・・



思ったより、濁って前が見えなかったので・・・



思ったより、波が荒かったので・・・



思ったより、怖かったので・・・






「なのでやっぱり、泳げません・・・」



そう、あの人に告げよう・・・・






嫌だ。





絶対に嫌だ。


絶対にギブアップしない。


こんなとこで諦めるためにオレは今まで

頑張ってきたんじゃない。


どのツラさげて帰るつもりだ、家族の元に。


「だめやったーごめんごめん、はいお土産。」

くらい言うつもりか?



甘えるな。



こっからだろうが。

お前の強さはこっからだろうが!



クロールが怖ければ、全部平泳ぎでもいいんだ。


計算上は、全部平泳ぎでも時間内に上がれる。

それくらいの泳力は養ってきただろう。




ゴールするんだ。


泳ぎ切るんだよ!!!




レスキューの前を通り過ぎる。


顔をつけない平泳ぎで。



気持ちを静めていく。



冷静になって周りを見てみると、結構みんな

平泳ぎしているのが見えて。


屈強な男たちも、クロールのみでガンガン

行ってる人はあまりいないことに気づきました。



やっぱみんなきついんやな・・・

おれだけじゃないんだ。


もう一つコーナーを曲がると、背中側から潮の流れを

受ける方向になって、泳ぐのが楽になりました!!!


さっきまでは、マラソンで言うところの向かい風、

横風だからめっちゃきつかったんやな。


少しずつ、泳ぎのリズムもつかめてきます。





5回。


5回クロールしてみよう。


2ストロークに1回息継ぎをする。これを5回やる。

そしたら1回平泳ぎで方向確認。


また5回クロール。

平泳ぎで方向確認・・・



これが奏功!


慣れてきたら、クロール10回で平泳ぎ1回。



いい感じ。


視界の不確かさを改善する泳ぎ方を見つけると、

さっきまでのウェットスーツの息苦しさも、いつしか

消えてきました。


肺や心臓を握りつぶされている感覚じゃなくて、

ウェットスーツに抱きしめられ守られているような

あたたかな感覚に変わってました。




恐怖、不安がすーっと消えていく・・・




一つ、乗り越えたんだと思います。


何かを。






500メートルを泳ぎ終わり、コースはいったん

陸地へ上がります。


スタート地点へ続く短い砂浜で、係の人がカラーゴムを

腕に通してくれます。

「1周終了」の証。



そしてまた水の中へ!

2週目!!



2週目、3週目はいくぶん楽でした。


1周目で固めた自分の泳ぎ方を踏襲。

荒い波も、海はそういうもんだと思ってしまえば

全然いけます。


やはり、1周目のパニックの原因は初めて対峙した

海への恐怖だったんだろうなぁ。



よう乗り越えた・・・


オレ、よう乗り越えた・・・・


そう思いながら泳いでました。



そして、練習を積み重ねたおかげで、僕

けっこう泳力ついてました。




レスキューの兄ちゃんはコース内の至るところで

ボートに浮かんでいたんですが、かなり出動してました。


やはり雨と風の影響で荒れまくった波に耐えられず、

リタイアする人が多かったようです。


後日分かったんですが、250人の参加者中、

スイムでのリタイアなんと48人!!


5人に1人リタイア!


過酷な荒波だったんですね・・・!!




そんな中、僕は気合でスイム終了!!!

1.5キロ泳ぎきったーーーー!!!

っしゃあああああああ!!!


ふらふらの体を引きずり、トランジッションエリアへ!


吐き気はなし!ありがたい!!



ウェットスーツを脱いで、シューズを吐いて、

いざランへーーーーーーー!!!






つづくうううううううううう!!!!!