今回の不倫相手S城の話を聞いた時、

私は思った。


理性とか倫理とか

ぶち壊れていて、

自分の寂しさや虚しさを埋める為には、

わがままに他人を傷つけたとて

気にも留めない。


そういう我儘な人たちが

出会い、関係を繋いでいくんだな。


そんな人たちと同じ部類に

私は、成り下がりたくないな。


夫にそれを呟くと、

「でも不倫する人にも事情があるよ」

だって。


もうこの人がどんな戯言をほざいても

驚かない…。


私も不倫する人の気持ちは分かる。


寂しいよね、慰めてほしいよね、

認めてほしいよね、

傷を舐め合いたいよね、

居場所があるって安心したいよね、

現実逃避したいよね、

自己肯定感が満たされる感覚を味わいたいよね、

分かるよ。


でも、それら欲望の叶え方は、

他にある。

不倫する必要は、ない。


それが分かるのが、私。

分かるけど、やめられないのが夫。

不倫をする人びと。


夫の不倫案件で、

私はずっと自分で自分を励ましている。


自分は尊い人間なんだ。

存在していていいんだ。


と強く感じたくなった。

意識してそう思わないと崩れそうだったから。

私は、尊い。

今も、何度も言い聞かせている。

自分で自分を一生懸命、

励ましている。


夫と私は、夫婦になった。

そこには意味があったと思う。

良いカップル、悪いカップルではなく、

BESTカップルなんだと思う。

悪い男だとしても、

そこから女は何か学びを得て成長する。

その為のBESTな相手。

それが夫婦だ。

学び得るものがあるから夫と出会ったんだな。


こんな風に、

夫の事をゆっくり振り返った時間も

今までなかった。

同時に、自分のことも考えることができた。

改めて、私は自分のことを大好きでいたい

のだと気づくことができた。

自分を愛しみ、大事にしようと

思っている。


不倫のような、

クソつまらん事象に意味はなく

何でそんなこと!?

と考える必要は全くない。

時間がもったいない。


起こったその事象を

自分がどう捉えているのかを大事に考えたい。


一旦、離婚はせず、

形式的な夫婦を継続することを選んだ。

わたしがいいなら、いい。

夫婦がいいなら、それでいい。


よくない!って感じたら

また選択を変えればいい。