映画《かもめ食堂》を初めて見たのは
かれこれ１０年以上も前になりますが、
遠くの方から水色の、
の絵が描かれた看板を確認できた時は、
懐かしぃ～ような、来たんだぁ～という気持ちになりました。
ランチタイムからだいぶ外れたおやつタイムに訪れたのですが、
日本人女性の店員さんが
お隣のアトリエ（黄色い方）を開けてくれました。
映画かもめ食堂と言えばシナモンロール
旅行前にメニューを予習していると、
抹茶のフィナンシェも人気で美味しそうだったので、
夫にはシナモンロールをオーダーするようアドバイスして
半分ずつ食べる目論見だったのですが
私が先にアイスラテと抹茶のフィナンシェをオーダーすると、
外があまりにも暑かったせいか、
夫は店員さんのアイス
という言葉に反応し
雪見大福のようなアイスの入った大福をオーダー
いえね、これはこれで美味しかったんですけど、
次いつ訪れる事ができるかもわからない遠い異国の地で、
ナニその手のひら返し
いま考えるとシナモンロールはテイクアウトすれば良かった
現在のかもめ食堂のオーナーさんは京都のご出身らしく、
抹茶のフィナンシェもとても美味しかったです。
若くて綺麗な女性スタッフさんはオーナーさんの奥様ではなく、
外国人の旦那様がお隣のかもめ食堂の方で作業をしながら
何度かアテリエの方と行ったり来たりされていたのですが、
二人共とてもナイスなご夫婦で、
フィンランドの事や、翌日訪れるサンクトペテルブルク情報など、
楽しいお話しをたくさん聞かせてもらい、
まさに映画の中のかもめ食堂の世界観というか、
初めて訪れたとは思えない和みタイムでした
クルーズの港まで帰る方法を相談してみると、
どうやら歩いても大した距離ではない事が判明し、
教えて頂いた道順を歩くことに。
（この日一日、ヘルシンキ中心部の端から端までほんとによく歩きました
）
海沿いにお洒落なレストランがあって、
ちょうど前日にご夫婦でお散歩に訪れたというお店はここかな？
と話しながらのぞいて見ると、
オープンエアーになっていて、
地元っぽい人達が久し振りの太陽を楽しむかのように
気持ち良さそうにお食事されてました。
ちなみに、地元の人々は↑のような真夏ファッションですが、
旅行前に調べたヘルシンキの例年気温によりますと、
４月までは雪が残り、５月にやっと桜が咲くということで、
薄手ニットで１日中歩き回った私達
ここまで暑いと夫の手のひら返しも仕方ないか。。。
海沿いを進むと、とても目立つ建物が。
２０１６年にオープンしたサウナでした。
ボードウォークのテラスやサウナの屋上で
海を眺めながらビールが飲めるなんて気持ち良さそぉ～
夫が ここで一杯やって行こ～ と、
もちろん私も同感ですが、
なんといっても弾丸ツアーの私達。
時間に限りがございます
１杯くらいなら間に合うと言い切るどんぶり勘定な夫を説得し、
クルーズシップにたどり着いたのが５時１０分頃。
５時半にはゲートを通過していないといけないので、
炎天下にビールなんて飲んでたら遅刻するとこでした
クルーズに乗る直前、
ラストミニッツでお土産屋さんがあるのですが、
ここで出会ってしまいました
フィンランドの妖精
【トントゥ】
サンタクロースのお手伝いをする妖精だそうです。
お土産屋さんのおじさん曰く、
これはうちの奥さんの作品で、
僕が胴体の部分の木を切るお手伝いをしたんだ。
髭は本物のトナカイの毛だよ。
旅行中の買い物は、
こんな運命的な出会いというか
ストーリー性のある物が大好きで、
時間はないけど最後にこれだけっ
夫はビールを飲めなかった反撃で、
早くしないと乗り遅れるよ （どの口が！）
と文句を言いながらも無事購入
ヘルシンキが世界幸福度ランキング
第１位に選ばれる理由が今回の訪問で納得でした。
ちなみに、世界一正直な街
としてもヘルシンキが世界第１位に輝いています。
とにかく出会う人々が漏れなく親切で、
道を尋ねると誰もがきちんと答えてくれるだけでなく、
『良いご旅行を』という一言まで添えてくれるんです。
気持ちに余裕があるからこそだと思いました。
今回の弾丸で見逃した所もたくさんあるので、
是非また、今度はゆっくり訪れてみたいです。
次回訪れる時は月曜日は避けて
かもめ食堂でシナモンロールを食べて
今回は叶わなかったムーミンと
サンタクロースに会いに行きたい
センター試験で問題になったムーミンですが、
フィンランドが正解です。
後日訪れたスウェーデンのお土産屋さんにも
ムーミン、ビッケ、ニルス、
ついでに長靴下のピッピまで全員集合してたけど