先日、あべのハルカス美術館に、神話や聖書をテーマに魅惑的な女性を描いた歴史画家『ギュスターヴ・モロー展』を観に、友人と行ってきました。

 
 作品は4つの章で構成されていて、セカンドタイトルの「サロメと宿命の女たち」の雰囲気そのままに、角を曲がる度に展開が変わるフロアは、とてもドラマチックな印象でした。

 モローは、19世紀末もてはやされていた「ファム・ファタル」(フランス語で、男を誘惑して破滅に導く運命の女性の意味)の具現を得意とし、とりわけ数多く描かれたサロメを展示していた2章。

 洗礼者ヨハネの首を刎ねたサロメを扱ったエリアに足を運ぶと空気が一変するのを感じました。

 サロメは新約聖書のエピソードに基づく少女の名前。
ユダヤ ヘロデ王の後妻となったサロメの母親は
洗礼者ヨハネを憎んでいた為に、娘 サロメをそそのかし、サロメに王の前で舞を披露させ、その褒美にヨハネの首を要求するように仕向けた、モローの
代表作の1つである《出現》

 サロメが指指す先に煌々と浮かび上がる、宙に浮く聖ヨハネの首  
まさしく《出現》そのものです。

 この空間の不思議さに魅せられた私は、目が離せず立ち尽くしてしまいました。



 事の発端は、友人が、Amazonで電子書籍を出版したから読んでほしいと伝えてきたことでした。彼女の話によると、随分昔に夢で見たイメージを書き下ろしてそのままになっていたものを、最近思い出し、電子書籍にリライトして出版したというもの。

 キリスト教徒である友人は、自分と同じように、私もサロメと洗礼者ヨハネの出来事を知っていると思っていたようですが、残念ながら私はそのトピックを知りませんでした。

  ただ、まるで何かに導かれるように、鮮やかな夢として、何度も繰り返し見たサロメのことを物語として書いたという友人の言葉を耳にして私は、その話をいい加減なものだと笑い飛ばすことはできなかったのです。その証拠に、彼女の本を購入して読みはじめた私は、徐々にサロメに関心を持ち始めていきました。

 そんなこんなで一緒にモロー展を観に行く約束をしてすぐに、偶然にも割引券を手に入れた私は、
「これはやっぱりサロメに呼ばれているのかもしれない」と感じてしまうほどでした。

 聖書や神話を知っていないと、真の意味で西洋絵画を理解するのは難しいですが、友人の出版がきっかけで『サロメ』を読むのが楽しみになりました。


ありがとう
ナオミちゃん♡



私の友人ナオミ・チュアリーさんの著書『サロメ』
是非、読んでみて下さいね
ビックリマーク

♦️上巻・下巻あります



最後までお読みくださりありがとうございます。





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