・・・やはり、電話はつながらず、話すことはできませんでした。
明日、自分の気持ちをちゃんと話そう！
そう、心に決めて、布団に入りました
1時間後･･
「どうしたの？何かあった？？」
彼の声を聞いたら、心がいっぱいになってしまったので
「…ううん、なんでもない。ちょっと声が聞きたかっただけ」
そう言って、電話を終わろうとしました。でも、彼は変な時間に電話したことと、
私の様子がおかしいことで、気付いたようでした。
「何かあったでしょ？ちゃんと話して下さい」
「・・・」
「とにかく、明日の朝、電話するからね！！」
そして次の日の朝･･･
出勤前の忙しい中、約束通り電話をしてくれました
「何か、話したいことがあるでしょう？」
「忘れちゃった」と言われたことが、ずっと辛かったこと。
それに重なって、連絡がなくて心配していたこと。
２つの出来事から立ち直れていないところに
「何もしてあげられない」と言われて、寂しくて悲しかったこと。
それが、原因で本当の言葉の意味を
頭では理解できていても、心がついていけなかったこと…
自分の気持ちを素直に彼にぶつけました。
「ごめんなさい。」
「あなたの心をもっと考えて、話さなければいけなかった
」
何も言わず、最後まで私の話を聞いてくれた後で、彼が言いました。
「話してくれて、ありがとう
」
言ってしまえば、ただのわがままなのに…
それに対して「ありがとう」と言う彼 
そんな大きな心で、支えてくれる人、
どんな自分も、受け止めてくれる人。
悲しいことも、寂しいことも、辛いことも…
最後には、ぜーんぶ幸せなことにできるように
2人の時間を積み重ねていけたら、と思う出来事でした。