ドイツANDドバイ旅行にいって来たのに、
放置しっぱなしのブログですあせる


さて、先週末のお話ですが、
二泊三日東京へ遊びにいってまいりました。
そんな中、訪れてきたのが『多磨霊園』。
ここに岡本太郎さんの作品さながらの
お墓があるからなんです。


入り口にある事務所で
簡単な地図をもらい、
ネットでみつけた
「多磨霊園に眠る有名人リスト」を元に
知ってる有名人のお墓の番地を
地図に書き込んでいきますメモ


50万の御霊が眠る霊園。
かなりの敷地面積があるので、
近いところから順に見て行こうと、
まずは丹波哲郎のお墓探しから始めました。


が!
大まかな地図だけでは
なかなか目的のお墓が探せずダウン
そんな時、「防犯」と書かれた腕章をつけた
麦わら帽子のおじさまに
「なんか探してるのー?」と声を掛けられました。


まさか、
「丹波哲郎のお墓を探してる」とは言えず、
お墓の番地だけを告げると
「そこは大きいお墓の集まるところでしょ。」と驚いた様子。


このままだと、
どこかの名門一家の末えいが
先祖の墓参りに来たとも思われ兼ねず、
照れまじりに
「著名人のお墓巡りに来たんです[みんな:02]」と
やむなく告白ハートブレイク
さすがに丹波哲郎を探してるとは、
最後まで言えなかった[みんな:01]


そしたら、
おじさまはさっそく近いところから
山本五十六や西郷隆盛の弟、
東郷平八郎のお墓などへ
ご案内くださる。


道中は、
おじさまが定年退職して
週3でここで働いてることや、
多磨霊園にはホームレスが三人住んでること、
多磨霊園の周りには大学が多いから
近くの駅名が「多磨墓地」から
「多磨」に変えられたことなど
多くの情報を提供していただきました耳


笑っちゃったのは、
「なに?あんたら近くの大学の学生かい?」と言われたこと。
もう大学卒業して長いこと経ってますからー!
若く見えたのかな?って少しばかり喜びましたが
よく考えたら、
月曜に霊園行く会社員なんて普通いないもんな、と。

さて、
念願の岡本太郎のお墓まで連れて行ってもらった時に、
引き続き長谷川町子のお墓へ案内されそうになったのだけど、
とにかく目的の岡本太郎一家のお墓をゆっくり見たかったので、
無言で夢中になってるふりをしてたら
(お墓に夢中ってのも変だな)
「次、どうする?」とおじさまがいってきたので、
「ここからは自分たちで歩きます」とやんわりアピール!
お礼を言っておじさまとお別れですべーっだ!


photo:01


感動しました、太郎さんと
その養女(実質、奥さん)が眠る墓石。

photo:02


太郎さんのお墓と
向かい合うようにあるのは、
漫画家だった父、一平の墓石(右)と
小説家の母、かの子の墓石。


一平は、不倫相手の男を家に連れ込むような奔放な妻かの子を
それでもなお、聖観音のようだと言ったそう。
なので、かの子さんのお墓は観音様です。
photo:03



ご両親と太郎さんのお墓の間には、
川端康成からの寄稿文。
岡本家は
とんでもない家族のようだったけど、
これこそが正しい家族の形なのだ、と
そんなようなことを言っておりました。


そのあとは、
演劇好きとしては欠かせない
戯曲家・岸田國士さんと
娘・岸田今日子さんのお墓をチェックひらめき電球
一見するとテーブルのような
平らのなにも書かれていない大きめの墓石が真ん中にボーンとある。
「想像力を書きたてよ」と上から言われてるような、そんなお墓でした。


他にも、北原白秋や与謝野晶子、
三島由紀夫、江戸川乱歩、夏目雅子に
田中好子さんなどのお墓もあるはずなんですが、
なんせ広いし暑いし、
探すのも一苦労なので、
お墓巡り終了ニコニコニコニコ


一度はいってみたかった場所なので
行けて良かったです[みんな:03][みんな:04]



iPhoneからの投稿
昨日チェンジしたネイル。
ボーダーは
黒ラインをいれることで、
かなり印象が変わる気がしました音譜

photo:01



iPhoneからの投稿
名刺を差し出す時にオレンジが見えないように、
少しだけ気を使いつつも
派手な色使いはやめられないデザインネイルあせる

photo:01



iPhoneからの投稿
<じゃぱどら!!ってなに?>
昨年からはじまった『じゃぱどら!!』は、札幌で活動する演出家が優れた日本の戯曲と向き合うための企画です。日本語で書かれた戯曲はたくさんあって、読んでみると本当に面白いのです。優れた戯曲と出会い、今後の創作に役立てたらよいと思うし、また若手演劇人や札幌の観客に、名作戯曲の魅力を紹介できればいいなと言う思いもあります。(チラシに掲載している清水プロデューサーの挨拶より抜粋)



札幌が誇る名役者(?)納谷真大さんと江田由紀浩さん
二人芝居に挑むということで
一部で話題になっていたこの公演。
私も楽しみにしていた一人ですニコ


扱う作品はオリジナルではなく日本の戯曲。
今回はそのなかから岸田國士の「命を弄ぶ男ふたり」が選ばれました。


ところで
(ご存命の方を除いて)日本の劇作家で私が知っている人と言えば
岸田 國士(きしだくにお/岸田今日子のお父さん)しかおらず、
なんで知っているかといえば、
よく現役の有名な劇作家や演出家の方の紹介に
「岸田國士戯曲賞受賞」とあったからであって、
結局のところ、
肝心の岸田國士戯曲はひとつも知りませんでしたあせる


さて、どんな作品なのだろう…はてなマーク
当日はとにかく胸躍らせて劇場へ向かったのでした。


まず衣裳が立派!!
納谷さんはスーツ姿だったので普通といえば普通でしたが
江田さんの衣裳は、和服っていうのでしょうか。
太宰治みたいな感じを想像してもらったら近いと思うんですが、
キマっておりました。


あらすじは、
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たまたま同じ死に場所を選んだ二人の自殺志願者の話である。

センチメンタルなことが嫌いな顔面を包帯で覆われた男
と人一倍物事を考える繊細で 悩める眼鏡の男が、
未明の線路脇で偶然に出会ってしまう。


冒頭、列車に飛び込もうかと眼鏡の男が思案していると、
そこに包帯の男が同じ目的でやってくる。男たちはどちらもインテリ風。
互いの身の上話をするうちに、命をめぐる尊厳や、情緒的なものを棚に上げ、
ああ言えばこう言うといった具合に減らず口の応酬を繰り広げていく。
果たして命を弄ぶ男たちは、どういった結末を迎えるのか?
可笑しくも哀しい物語。

(イレブン☆ナイン/HPより)
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自分が一番不幸に違いないと思う、人間の身勝手さみたいなものには
要するに自分のことが一番かわいいんでしょ!と言いたくなるわけで
死にたいと思う気持ちをどのようにもう一方の人間が否定するのか、
そこが興味深かったです。


でも、でも!
こんなことをいうとアレですが、
本編よりなによりも毎公演後に行われた
出演者2名によるアフタートークが濃かった!!


目の前に居合わせているのはお金を払ったお客なのに
終わってすぐにそんな風に演者が反省を口にしていいのかな?って思うほど
納谷さんは正直にお芝居のことを話していました。
お客さんから「あの場面はどういう意味だったんですか?」といわれれば
「ゴメンナサイ。そこは僕の力不足で伝わらなかったですね」といった具合に。


もう、母性本能がくすぐられる的に
応援したくなるし、支えたくなる笑
その様子はツイキャスで生中継されて
アーカイブも見られるようになっております。
ご興味のある方はぜひ。
(ちなみに、私は自分が観に行った日以外のアフタートークも
もれなく視聴しました)
http://twitcasting.tv/eda_yukihiro/show/1






シアターZOO提携公演【Re:Z】
『じゃぱどら!!』「命を弄ぶ男ふたり」
作:岸田國士 / 演出:納谷真大
出演:エダーンとナヤーン(江田由紀浩 / 納谷真大)
会場:シアターZOO

日時:
3月8日(木)20:00
9日(金)20:00
10日(土)15:00 / 19:00
11日(日)14:00 / 18:00
12日(月)20:00


「北海道舞台塾」
広く北海道民に質の高い演劇を提供し、演劇文化の浸透と活性化を図るとともに、
地域の舞台芸術を担う人材を育成することを目的として演劇公演の創作を行う事業です。
本年度は道内の若手演劇人のスキルアップのため、道外で活躍している劇作家・演出家をドラマドクターに迎えて
脚本、演出などに指導をいただきます。
1月にプレ公演を行い、ドラマドクターの指導を受けてブラッシュアップさせた作品を3月に発表します。
(北海道舞台塾ホームページより引用)




残念ながら1月のプレ公演を見にいっていないので
3月の本公演でどれほど変身をとげたのかは比べようもないのですが、
3公演(畑澤聖悟×イトウワカナ、福原充則×山田マサル、御笠ノ忠次×谷口健太郎)
のなかから福原充則×山田マサルの
パインソー『微睡っこしいの、』の公開ゲネを観てきました。
ゲネ、要するに公開稽古みたいなことなので
チケット代が1000円と格安で良かったラブラブ




この公演も観てから一カ月以上たってしまって、
あんまり内容を覚えていないですが…
思いつく限りに感想を。




・オープニング、歴史上の人物の名前(太宰治とか、福沢諭吉とか)がついた人たちが
ゆっくりと同じ方向に向かって進む不思議な世界。
効果音もあいまって、その後のストーリーにわくわく感を与える良い出だし。


・女性が股間に手を当ててもだえるシーンとか、
それで一つのセクシーキャラを作ろうとしているのかもしれないけど、
観ていて笑えないし、イタイ(´_`。)グスン


・結果的にオープニングと途中で登場した歴史上の人物達のシーンが
ストーリーに深みをもたらしかけて、ただ複雑にしていただけのような気が…。


舞台塾の取り組みと、
会場がコンカリーニョということで総じて演出には
節々に工夫がみられたけれど、
それが全体にもたらす好効果みたいなものは
今ひとつ感じられなかったです。


パインソーは確か、
第2回公演「ワタシの好きなぼうりょく」から観ていますが
第2回公演が一番おもしろかったです、個人的には。
良い役者さんがそろっていると思うので、
無駄な下ネタを控えて、でも笑いも含みつつ、
ストーリーにシンプルさを加えた作品を観てみたいです。







パインソー『微睡っこしいの、』
2012年3月8日(木)20:00 パインソー公開ゲネ


【脚本・演出】
  山田マサル
【ドラマドクター】
  福原充則(ピチチ5)
【出演】
  赤谷翔次郎
  青野さゆみ(演劇集団遊罠坊)
  氏次啓
  熊谷嶺(ナランチャ/星くずロンリネス)
  潮見太郎(劇団オガワ)
  谷村卓朗(おかめの三角フラスコ)
  ツルオカ
  藤谷真由美(苗穂聖ロイヤル歌劇団)
  富樫真衣