これから経営やビジネスについて学ぼう、資格を取ろうとしているあなた。
MBAはビジネスクールに通学する必要があり、取得するには時間がかかります。
現在就業中の人は夜間や週末のビジネススクールに通うか、休職して通学する必要があります。
「忙しいのに、そんな余裕ない!仕事は休めない!」と思いますよね。
そんな時、学位ではなく働きながら取得できる資格にメリットを感じませんか?
ビジネスの資格では国家資格である中小企業診断士もあります。
2つは似ていることもあるので、違いが分かりにくいですよね。
この記事を読むことでそれぞれの特徴を知った上で取得でき、これからのあなたの将来が花開くこと間違いなしです。
早速始めていきましょう。
中小企業診断士とMBA 取得するには?
両方とも経営について学びますが、中身は違います。
<中小企業診断士>
中小企業診断士は中小企業支援法に基づく経営コンサルタントの国家資格です。国家試験を受験して合格する必要があります。
1次試験は7科目マークシート形式、2次試験は筆記試験と口述試験が行われます。
そして、中小企業診断士として登録するには、2次試験に合格した後3年以内に
実務従事要件を満たすか、15日間の実務講習を修了しなければなりません。
登録後有効期間は5年間で、更新研修等を受け続けていく必要があります。
資格を維持するには少し手間がかかりそうですね。
中小企業診断士の取得のための勉強方法は独学です。
本業の仕事の傍ら勉強する人が多いため、空いた時間にテキストや問題集に取り
組みます。
取得のための費用はMBAに比べて安くなっています。
予備校を利用した場合は20~40万円程、独学で学習する場合はテキスト代のみで
す。
費用や時間を抑えたい人にオススメです。
中小企業診断士は知名度が低いため、社会的な評価は高くありません。
MBAと比較すると新しい資格なので世間からはどのような職業なのかあまり知られていないことが理由です。
しかし、確実に社会的な評価は上がってきています。
ビジネスパーソンに役立つ資格ランキングでは1位になったこともありますし、政財界からも期待を受けていますので、今後は中小企業診断士の評価が上がっていくことは間違いなしでしょう。
国内の企業で働く場合には経営に関する知識を客観的に示せるため、出世を狙うことも可能です。
<MBA>
MBAはビジネススクール(大学院)を修了した時に授与される経営学修士号とよばれる学位です。
中小企業診断士と違って取得後に更新が必要ないため、一生保持し続けられます。
国内か国外のビジネススクールの入学試験を受けて合格する必要があります。
基本的に通学しなければいけないので、中小企業診断士より費用も高くなります。
国立では百万円、私立では数百万円、国外では数千万円の費用がかかります。
取得のために現在の仕事を休職してビジネススクールに通う方法と、仕事を続け
ながら夜間や週末に通う方法があります。
入学後はケーススタディで学習します。
グループディスカッションで知識を深めていきますので、同じクラスの人と密な
つながりを持つことができるのが特徴です。
修了後も良きビジネスパートナーや相談相手としてつながりを持っておけますの
で、人脈形成にもオススメです。
MBAの評価はアメリカのビジネス界では花形と呼ばれる程高いものです。
国内での評価は二分しています。伝統的な国内の企業ではそれほど高く評価されていません。
国内では未だに年功序列の風潮があり、上層部からの評価が重視されるのです。
日本の悲しい風潮ですね。
<ダブル取得はできる?>
中小企業診断士とMBAの両方を取得することはできます。
時間もかかるので、効率的に取得したいですよね。そんな方法をご紹介します。
まずは、中小企業診断士の1次試験に合格する必要があります。
そして、MBA入学試験の勉強をし、中小企業診断士養成課程を併設しているMBAに進学して修了します。
そうすると中小企業診断士の2次試験が免除になり、中小企業診断士の資格も取得することができるのです。
ただし、ダブル取得ができるビジネススクールは限られていますので、よく調べてから受験しましょう。
合格すればどこのビジネススクールでも良いというわけではないので、ご注意を!
中小企業診断士とMBAってどう違う?どっちが難しい?
ここまでみて、自分はどちらに向いているんだろうと思われたことでしょう。
2つは仕事の内容も違います。どちらを取得すべきでしょう?
中小企業診断士向きか
外部から中小企業の経営診断や助言ができるので、独立したい人や中小企業の成長
や苦難をサポートしたい人に向いています。
中小企業診断士の資格保有が必要な公的機関でのキャリアを考えている人にもオ
ススメです。
中小企業診断士は中小企業の経営全般に特化しており国家資格なので、顧客の信用
を得やすく、顧客を獲得しやすいためです。
MBA向きか
MBAは経営者や経営陣、起業家になりたい人に向いています。
ビジネススクールで企業が永続的に利益を出す手法等、経営全般について学ぶから
です。
自分の頭で考えて行動することが求められるため経営者や起業家だけでなく、投資
会社や銀行等で会社員として働くこともできます。
出世を狙う人にもオススメです。また、人脈形成ができます。
ビジネススクールでのグループディスカッションを通して組織をまとめるリーダー
としての素養を学ぶためです。
難易度について
中小企業診断士 MBA
難易度 合格率:4% 80~90%の卒業率
中小企業診断士とMBAは何が違うの?どっちがいいの?5つのポイントで解説 - 中小企業診断士アール博士の合格ラボ (kokushi11.com)
https://kokushi11.com/jsmeca/column/mba/
一概には言えませんが、MBAは学位のためビジネススクールを卒業すれば取得できます。
しかし、週数回はビジネススクールに通う必要があるため時間がとりにくいことも多々で、単純に比較することが難しいです。
中小企業診断士とMBA 就職先や活躍場所は?
中小企業診断士の主な仕事は?
中小企業診断士の主な仕事は「経営コンサルティング」です。
企業の希望に沿いながら経営を良くするためにアドバイスを行います。
中小企業診断士は独立診断士と企業内診断士のタイプがあります。
独立診断士は就職せず複数の企業と契約を締結、企業内診断士は就職先の企業の経営診断を行います。
中小企業診断士の就職先は少ない方です。できれば数年勤務した後に中小企業診断士を取得してから転職する方法がオススメです。
以下に中小企業診断士としての就職先を紹介します。
<中小企業診断士 就職先>
①企業
日本の企業の9割は中小企業なのでもっとも就職先として多いです。
就職先の企業の経営診断、アドバイスを行っていきます。中でも多いのは金融機関
での業務です。
募集されている頻度も高いので、求人サイトをこまめにチェックしてみて下さい。
②コンサルティングファーム
こちらは転職のしづらさもあり、実際は少なめです。
③公務員・公的機関
商工会議所等の中小企業・小規模従事者の支援を担う機関です。
こちらも求人数は少なめです。試験制度の変更があり、今は積極的に民間に依頼す
ることが多くなっているからです。
他にも税理士事務所、中小企業診断士事務所等があります。
<MBA 就職先>
MBAは外資系日本企業か外国企業に就職します。それぞれに分けてご紹介します。
①外資系日本企業
特に海外MBAが高く評価されています。
日本語以外の言語での語学力や海外での営業スキル、リーダーシップスキルがあ
るからです。
国内MBAも海外MBA程ではありませんが、就職する時に有利です。
ビジネススクールで学んだ能力が企業にとって役立つからです。
②外国企業
日本人海外MBAにとって外国企業に就職するのはとても難しいです。
現地でネットワークやツテがなければ不可能に近いものがあります。
外国企業に就職希望の方はビジネスクール在籍中に早いうちから外国企業とコネ
クション構築を行って、就職活動をスムーズにする準備をして下さい。
行き当たりばったりでは到底就職は無理です。
国内MBAにとっても外国企業に就職するのは困難です。
国内MBAと海外MBAは世界からの評価が違いますし、ネイティブクラスのビジネ
ス英語力が身についていないからです。
③日系企業
海外MBAも国内MBAも同じような評価です。
日系企業ではあまりMBAは評価されず、就職に有利になることは少なくなります。
日系企業では実務経験が重視されるので、MBAの学位そのものが優遇されることはほとんどありません。
企業の経営者がMBAホルダーの場合は有利になることもあります。
まとめ
中小企業診断士とMBAの違いについて述べてきました。
中小企業診断士は国家資格、MBAは学位。
中小企業診断士の一次試験に合格後、中小企業診断士養成課程を併設しているMBAに進学して中小企業診断士とMBAのダブル取得が可能。
中小企業診断士は独立したい人や中小企業のサポートをしたい人、MBAは自分で経営したい人に向いている。
中小企業診断士はほぼ中小企業に、
MBAは外資系日本企業、外国企業に就職する。
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