
かつて大人気で「自由に空を飛べる」「無限のキャラメイク」MMOの頂点と言われた完美が約18年の歴史にひっそりと幕を閉じた。
完美のサービス終了を知ったのは夏も終わりかけの8月29日
たまたまインスタ広告に「パーフェクトワールドZ」と言う見たことある名前のゲームを見かけたことから検索してサ終を知った。
サービス終了までの運営方法を見返してみると終盤は運営放棄アプデ無しメンテ無しHP更新無しという杜撰なものだった。
同接100人を割るこの世界が徐々に終わりに向かう流れを見てなんとも言えない気持ちになって「家は人に管理されなくなるとダメになる」と言葉が思い浮かんだ。
完美の過去記事を非公開にしていたけどもう一度投稿しておく
黒歴史と言われるかもしれないけど本当に素晴らしい日々をくれた世界だったからこの記事を書きたいと思った。
サービスが終わると知っていれば最期くらい見届けたかったし仲良くしてくれた仲間たちにまたどこかで見つけて欲しいって心のどこかにあった。
最後のブログになると思うから本当の気持ちと、本当の自分を書いておきたいって思ったんだ。
2007年8月25日に完美世界を始めた当時16歳だった私の高校一年生の夏が終わろうとしていた。
中学の頃些細な事からいじめのターゲットになって小学生から親友だった人からも無視されるようになり人間不信になった私は徐々に眠らない大陸クロノスというMMOにのめり込んでいった。
初めてのMMO世界では色々な年代の人達がいて学校という小さな世界が凄く窮屈に感じた。
そしてフレンドに誘われ完美世界に来たというのが始まり
そんな本当の自分を話したのは彼1人だったし顔は知らないけど歳も近くて色々相談に乗ってくれた。
「狐妖術師」それが初めて使った自分の名前だった。
シンプルに狐が好きだったから。自分勝手に生きて群れずズル賢いそんなイメージが自分になんとなく似てる気がして。
厨二病ってやつ?
これ名前じゃなくてジョブ的なやつじゃね?と思ったり
でも「狐さん」と呼ばれるのが凄く好きだった。
完美では妖精が女キャラ限定だったので「狐妖娘」という名前に変えた。
読み方は「こようむすめ」
たまに「こようこ」と読む人も居たけど。
中盤まで火力がトップクラスで強キャラだったこともあってソロ活動が増え、手伝いよりも効率的な事ばかり考えていた。金策やレベリングなんでも自分1人で叶う
でも妖精天下は長くは続かなかった。
拳インフレの始まりだった。
完美は火力スキルを使うよりも攻撃速度を極限まで上げ通常攻撃するだけのゲームになって魔法詠唱中に彼らは何発も攻撃しDPSを稼ぎ始め妖精の限界に気付いた。
それより少し前に暇潰しのサブキャラとして作っていた精霊師
それが後にメインキャラとなる「チュリア」だ。
支援キャラなんて性に合わないと思ってた自分だけど「支援ありがとう」「回復助かった」
そんな言葉を聞くうちに支援するのが楽しくなった。
「護符が発動したら負け」
そんな自分ルールを作るくらいには必死に仲間を助けてきた。
精霊をしてる間は誰かが自分を必要だって
頼ってくれてるんだと感じて
うんざりだった現実世界には無かった言葉を年齢関係なく私に与えてくれた。
それからは自分とは正反対の「チュリア」にハマっていった。
完美で一番お世話になって一番大事な人が出来た。
それがゲーム内夫「kyun」だった。
結婚というシステムがあって特別な効果や機能はないけど気持ちが少し浮わついたのを今でも覚えてる。
一緒にダンジョンに行って、暇な時はいつも決まった場所で一緒にいた。
本当にパートナーとして支え合ってると大して生きてないくせに中学で脳ミソが止まってる私には本気で思えたんだ。
優しくて気配りが出来て…そんな皆に求められる理想の自分「チュリア」
いつからか、なりたかった自分をRPして行くうちに引き返せないところまで来てしまった。
丁寧に話すから一人称は「私」
ただそれだけのつもりだった
勝手に女子と思ってくれるならそれでも結構
だって「チュリア」は私には到底なれなかった理想の自分だったから。
私はゲームが得意な部類なんだと思う。
TA攻略でも当時持ってる人が少なくて強者の証ステータスがあった85TAマントも難なく取れた。
「チュリがいるとどこでも余裕やな」
「他の精霊やと全然金取れへんしあかんわ」
「一緒にいると楽しいな」
そんな嬉しい言葉をくれるkyunに本当の自分なんて言えるわけがなかった。
黄昏でも精霊戦士暗殺を同時に動かして中身が1人とバレないように操作する位にはPSがあった。
そんな多重しながら上手く操作する女子なんて居ないって多分気付いていたと思う
でもkyunは優しいから言わなかったんだと思う。
ごめんなさい
ゲームの最期に会えたら全て話したかった。
連絡先すら知らない、あったとしても既に壊れたPCの中。
完美をいつ辞めたのか何が原因か忘れたくらい昔の事彼は何とも思ってないかもしれない。
本当はこれで良かったのかもしれない。
いつかの恋文コンテストは多少フィクションが入ってるけどkyunとの想い出の話。
完美世界パーフェクトワールド約18年間ありがとうございました。
貴重な経験をさせていただきました。
本心を悟られないようひっそり高架下で過ごすような毎日。
「本当に話さなくていいの?後悔するよ?」ってあの頃の自分にチャットを送れたらな。
こんなブログなんて誰も知らないし書いたところで自己満足なのは分かってる。
それでも誰かに見つけて欲しかった最後の我儘
後悔している自分、あの頃の気持ちを供養してやりたかった。
人知れず消えた世界で確かに生きていた1人の物語
誰にも求めて貰えなかった私を救ってくれた世界に感謝しています。
完美世界というMMOを通じて様々な方と出逢い、盛り過ぎだって笑われるかもだけどもう一度頑張ってみたいって思わせてくれた。
どん底人生が確定していたのに今では憧れだったヘアスタイリストになって家を買い2歳の子供がいて猫と暮らす素敵な今日になったよ。
私の楽しかった夏にも終わりが来たようです。
あの頃出せなかった本当の気持ち
今更やり残した夏休みの宿題を仕上げる気分です。
カペラで「チュリア」「狐妖娘」と遊んでくれた
kyun コツコツ つくぽん バファリンA 楓太 囚 …その他大勢の方々。
本当にありがとうございました。
楽しかったな…
みんな大好きだよバイバイ
僕がいた 名は「チュリア」














