==死神の精度==

一言:胸先三寸、規則性無し

死神の精度 (文春文庫)/文藝春秋
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面白かったです。

うろおぼえ状態での2回目でしたが、楽しむことが出来ました。

人間の突発的な死をつかさどる死神という存在。

彼らは対象者を7日間観察し、今死すべきか否かの判断を下す。

そして、“死”で問題ないと判断されれば、その人は8日目に命を失う。

死神とともに死を見つめる短編集。


死神が人間の常識に疎かったり、感情を慮れなかったりする点が、

人間のエゴや気持ちの広さをより、細かく読み取る手助けになっているように感じました。


前回もたぶん思ったことですが、これ、「伊坂節が凄く控えめ」!

殆どないといっても過言ではない。

だからこそ伊坂さんの面白い文章構成が光っているのかな。


「~浮力」をもう一度読みたくなりますね。




==ぼくたちの家族==

一言:おかあさんの危機と家族の危機

ぼくたちの家族 (幻冬舎文庫)/幻冬舎
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面白かったです。

物忘れが増えた母親が病院に行ってみると、

認知症ではなく、脳腫瘍だった。

余命わずか。

それぞれパニックになる父、兄、弟。


母の存在の大きさを感じながら、

それぞれが自分のために家族を再構築していく物語。


作者が意識したと書いている通り、綺麗ごとだけではない感情の動きが描かれていて、

読んでいるものの心を物語に引きずり込みます。


達観したような弟の言動が、厨二っぽくて興味深かったです。