久しぶりに日本の映画を観ました

ずっと気になっていながらもなかなか観る機会がなかったんですけど、
去年公開され、映画賞を総なめにしたというこの作品。

「それでもボクはやってない」
現代の刑事裁判に疑問を掲げ、
日本の隠れた国家権力をあからさまに描き出した作品です。
内容は・・・・・
(もうとっくに観たわよ!っていうそこのあなた
は
スルーしてくださいまし
)
************************
満員電車で突然身に覚えのない痴漢容疑をかけられ捕まってしまう主人公が
無実を訴え、彼のことを信用してくれない世間と政府機関に立ち向かう話
************************
って、すっごく簡単にまとめちゃいましたが・・・・・
、
2時間半にわたる大作です
「痴漢」という罪をきせられた主人公に、誰もが「悪者」というレッテルをはり、
事実をつきとめようともせず、皆が偏見と嫌悪の目で彼をみる。
この映画の場合、視聴者側は
この青年が主人公であり、
「彼は犯人でない」という事実を知っているから
『本当の悪者はだれなのか』
を言えるけど、
自分がもしこの被害者、
あるいは被害者の家族だったら???
やはりこの悪者達と一緒になって
この青年を刑務所に入れることだけを考えたかもしれない。
そして、
もしも自分がこの青年だったら???
周りが勧めるまま、やってもいない罪を認めて5万円の罰金を支払い
この一件を片付けようとしてしまうかもしれない。
そうすれば自分も解放されるし他の人も巻き込まずに済む。
でも、
それは間違っているの!?
証明もできない自分の無実を警察=国家権力を敵に回してまで
主張することだけが本当に正しいのか・・・・・。
最初から最後まで
『正義とは何なのか・・・』
を考えさせられた映画でした。
ところで、
今ニューヨークでも、同じように警察を敵にまわした一件の裁判の真っ只中。
『ショーン・ベル銃殺事件
』
(英語版ウィキペディアしか見つけられませんでした
詳細知りたい方はググッてくださいまし。)
約1年半前におきた、黒人男性と警察の銃撃事件。
警察が放った銃弾によりこの黒人男性は命を落としました。
このような事件は過去にもありましたが、
今回問題となっているのは・・・・・
黒人男性側から銃を持っていた証拠が見つからないこと。
警察が一方的に市民を撃ち殺したということで訴えられています。
そしてこの男性が実は結婚式を翌日に控えており、
バッチェラーパーティ(独身最後の夜を祝うパーティ)
の直後に巻き込まれたこと。
泣き叫ぶ婚約者の映像を目に、一般人の同情もかっています。
そしてまた人種の偏見問題もちらほらと・・・・・。
(実はこれが一番大きな問題だったりもする。。。)
通常、訴訟を起こし、裁判にいたるまで
日本ほど時間のかからないアメリカではありますが、
今回裁判までにこんなに時間がかかったのは、
相手が警察だから。
大きな権力を相手に戦うというのは
いつの時代でも時間と勇気と忍耐力を要することなのです。