概要
梵名
ラーガラージャ
※ラーガ=赤色/情欲/愛染
※ラージャ=王
密号
『離愛金剛』
「離」は生死の業となる因子の
煩悩や渇愛を離れる意味
「愛」は菩提(覚り)の妙果を愛する意味
合わせて
の意味となる。
煩悩即菩提を現し、
人の煩悩も仏の悟りの智慧に等しい
ことを意味する。
愛染明王十二の大願
- 智慧の弓と方便の矢を以って、衆生に愛と尊敬の心を与えて、幸運を授ける。
- 悪しき心を加持して善因へと転換し、衆生に善果を得せしめる。
- 貪り・怒り・愚かさの三毒の煩悩を打ち砕いて、心を浄化し、浄信(菩提心)を起こさしめる。
- 衆生の諸々の邪まな心や、驕慢の心を離れさせて、「正見」へと向かわせる。
- 他人との争いごとの悪縁を断じて、安穏に暮らせるようにする。
- 諸々の病苦や、天災の苦難を取り除いて、信心する人の天寿を全うさせる。
- 貧困や飢餓の苦悩を取り除いて、無量の福徳を与える。
- 悪魔や鬼神・邪神による苦しみや、厄を払って、安楽に暮らせるようにする。
- 子孫の繁栄と、家運の上昇、信心する人の一家を守って、幸福の縁をもたらす。
- 前世の悪業(カルマ)の報いを浄化するだけでなく、信心する人を死後に極楽へ往生させる。
- 女性に善き愛を与えて良い縁を結び、結婚後は善根となる子供を授ける。
- 女性の出産の苦しみを和らげ、その子のために信心すれば、子供には福徳と愛嬌を授ける。
功徳
良縁成就、恋愛成就、結婚成就
夫婦円満、家庭円満