第2回 極秘映像その2
こんにちは。
ホロウタウン・ブロードキャスティング・ネットワークのミッキー・ホフマンです。
本来、わたくし、HTBN局が放送している「HTBNニュース&ライブ」にて、
ニュースキャスターをしているのですが、
テレビではとても公表できないキケンなネタも、じつは結構ありまして。
今回もまた、テレビでは放送できない、
たいへんキケンな極秘情報を、この場で皆さまにお届けしていこうと思います。
――その前に。
前回、ネット上の「とあるサービス」にて、
chun_zombie
このような姿をした者を発見した、と、みなさまにお伝えしました。
その後、しばらく追跡調査をしたところ、
このナゾの人物が、不可解なコトバを発信していることがわかったのです。
いくつかご紹介いたしましょう。
オニクタベタイ…
タネマキタノシイ
エビノシッポ モ ケッコウウマイゼ…
一見、ただ単に、食欲や趣味を文字にしただけに思えます。
しかし、何度も読み返すうち、わたくしにはこれが、
「ヴォイニッチ手稿」やCIA本部の「クリプトス」に匹敵する、
人智を越えた暗号メッセージに違いないと思うようになったのです。
わたくしは数時間、この暗号の解読に頭を悩ませました。
そんな矢先のことです。
HTBN当局に、またしても「極秘映像」が届けられました。
これです。
おわかりいただけただろうか……。
先ほどのナゾの人物のコトバを裏付けるように、
青ざめた顔をしたブキミな連中が、
畑にタネをまき、実った作物を
我先にと食い散らかしているさまを……。
そうなのです。
ナゾの人物のメッセージは、難解な暗号などではなく、
まさにそのまま、
ナゾの怪物たちが、タネをまき、作物を食べまくる、
その場景をコトバにあらわしたものだったのです。
わたくしはただぼう然と映像に見入るのみでした。
この光景は一体なんなのか――。
彼らの行動に、どのような意味があるのか――。
そもそも、これは現実なのか――。
いや、これは紛れもなく現実で、
この地球のどこかで、人知れずたいへんなことが起こりつつある、
その証拠であることは間違いないのです。
「極秘映像」には、まだ続きがありました。
ここでまとめて紹介しても良かったのですが、
内容があまりにも衝撃的なため、心臓の弱い方に配慮して公開を控えます。
(それでも見たいという方のために、
こちらのヒミツのサイトにはこっそりと置いておきました。
内容が内容ですので、視聴には十分ご注意ください。
体調に異変があっても、我々は一切責任を負いません)
なお、この「極秘映像」の情報提供者は、
その後、音信不通となっています。
これは、人類滅亡の予兆なのでしょうか……?
引き続き調査を進めたいと思います。
ではまた来週。
See You Next Time!
―Mickey Hoffman (HTBN)
ホロウタウン・ブロードキャスティング・ネットワークのミッキー・ホフマンです。
本来、わたくし、HTBN局が放送している「HTBNニュース&ライブ」にて、
ニュースキャスターをしているのですが、
テレビではとても公表できないキケンなネタも、じつは結構ありまして。
今回もまた、テレビでは放送できない、
たいへんキケンな極秘情報を、この場で皆さまにお届けしていこうと思います。
――その前に。
前回、ネット上の「とあるサービス」にて、
chun_zombie
このような姿をした者を発見した、と、みなさまにお伝えしました。
その後、しばらく追跡調査をしたところ、
このナゾの人物が、不可解なコトバを発信していることがわかったのです。
いくつかご紹介いたしましょう。
オニクタベタイ…
タネマキタノシイ
エビノシッポ モ ケッコウウマイゼ…
一見、ただ単に、食欲や趣味を文字にしただけに思えます。
しかし、何度も読み返すうち、わたくしにはこれが、
「ヴォイニッチ手稿」やCIA本部の「クリプトス」に匹敵する、
人智を越えた暗号メッセージに違いないと思うようになったのです。
わたくしは数時間、この暗号の解読に頭を悩ませました。
そんな矢先のことです。
HTBN当局に、またしても「極秘映像」が届けられました。
これです。
おわかりいただけただろうか……。
先ほどのナゾの人物のコトバを裏付けるように、
青ざめた顔をしたブキミな連中が、
畑にタネをまき、実った作物を
我先にと食い散らかしているさまを……。
そうなのです。
ナゾの人物のメッセージは、難解な暗号などではなく、
まさにそのまま、
ナゾの怪物たちが、タネをまき、作物を食べまくる、
その場景をコトバにあらわしたものだったのです。
わたくしはただぼう然と映像に見入るのみでした。
この光景は一体なんなのか――。
彼らの行動に、どのような意味があるのか――。
そもそも、これは現実なのか――。
いや、これは紛れもなく現実で、
この地球のどこかで、人知れずたいへんなことが起こりつつある、
その証拠であることは間違いないのです。
「極秘映像」には、まだ続きがありました。
ここでまとめて紹介しても良かったのですが、
内容があまりにも衝撃的なため、心臓の弱い方に配慮して公開を控えます。
(それでも見たいという方のために、
こちらのヒミツのサイトにはこっそりと置いておきました。
内容が内容ですので、視聴には十分ご注意ください。
体調に異変があっても、我々は一切責任を負いません)
なお、この「極秘映像」の情報提供者は、
その後、音信不通となっています。
これは、人類滅亡の予兆なのでしょうか……?
引き続き調査を進めたいと思います。
ではまた来週。
See You Next Time!
―Mickey Hoffman (HTBN)
第1回 極秘映像
こんにちは。
ホロウタウン・ブロードキャスティング・ネットワークミッキー・ホフマンです。
本来、わたくし、HTBN局が放送している「HTBNニュース&ライブ」にて、
ニュースキャスターをしているのですが、
テレビではとても公表できないキケンなネタも、じつは結構ありまして。
これからしばらくの間、テレビでは放送できない、
たいへんキケンな極秘情報を、この場で皆さまにお届けしていこうと思います。
そもそも、わたくしがこうしてこの場を設けたのは、
「あるひとつの未確認情報」を入手したからでした。
この怖ろしい映像が、はたして本当に現実のものであるのか……
正直、わたくしも半信半疑ではありました。
ちまたにあふれるインチキな心霊ビデオのたぐいかと、
最初はまったく気にもとめませんでした。
しかし。
この映像を入手して、しばらくしたある日のこと。
わたくしは、ある者の存在を知りました。
ネット上の「とあるサービス」にて、
chun_zombie
このような姿をした者が、ブキミにつぶやき続けているのを……。
まさにこの者こそ、映像のなかに映っていた「恐怖」そのものなのです。
どうやら間違いありません。
この映像は、正真正銘、現実に起きた――そして今、我々の身に迫りつつある、
危機の予兆と断言してもいいでしょう……。
お待たせしました。
それでは、当局が入手した「極秘映像」を、ご覧いただきましょう……。
おわかりいただけただろうか……。
おなかが空いているのであろうか?
青ざめた顔をしたブキミな怪物たちが、ぞろぞろとうごめき、
周囲にあるもの(人間まで!)を、
手当たり次第に食い散らかしている姿を……。
「危機の予兆」であると、わたくしは先ほど申し上げました。
それというのも、我々が入手した映像は、これだけではないからなのです。
この映像に続く新たな情報も、すでにいくつか入手しています。
続きは次回、皆さまにお届けしたいと思います。
ではまた来週。
See You Next Time!
―Mickey Hoffman (HTBN)
ホロウタウン・ブロードキャスティング・ネットワークミッキー・ホフマンです。
本来、わたくし、HTBN局が放送している「HTBNニュース&ライブ」にて、
ニュースキャスターをしているのですが、
テレビではとても公表できないキケンなネタも、じつは結構ありまして。
これからしばらくの間、テレビでは放送できない、
たいへんキケンな極秘情報を、この場で皆さまにお届けしていこうと思います。
そもそも、わたくしがこうしてこの場を設けたのは、
「あるひとつの未確認情報」を入手したからでした。
この怖ろしい映像が、はたして本当に現実のものであるのか……
正直、わたくしも半信半疑ではありました。
ちまたにあふれるインチキな心霊ビデオのたぐいかと、
最初はまったく気にもとめませんでした。
しかし。
この映像を入手して、しばらくしたある日のこと。
わたくしは、ある者の存在を知りました。
ネット上の「とあるサービス」にて、
chun_zombie
このような姿をした者が、ブキミにつぶやき続けているのを……。
まさにこの者こそ、映像のなかに映っていた「恐怖」そのものなのです。
どうやら間違いありません。
この映像は、正真正銘、現実に起きた――そして今、我々の身に迫りつつある、
危機の予兆と断言してもいいでしょう……。
お待たせしました。
それでは、当局が入手した「極秘映像」を、ご覧いただきましょう……。
おわかりいただけただろうか……。
おなかが空いているのであろうか?
青ざめた顔をしたブキミな怪物たちが、ぞろぞろとうごめき、
周囲にあるもの(人間まで!)を、
手当たり次第に食い散らかしている姿を……。
「危機の予兆」であると、わたくしは先ほど申し上げました。
それというのも、我々が入手した映像は、これだけではないからなのです。
この映像に続く新たな情報も、すでにいくつか入手しています。
続きは次回、皆さまにお届けしたいと思います。
ではまた来週。
See You Next Time!
―Mickey Hoffman (HTBN)