
¥1,512
Amazon.co.jp
「殺人出産」
変わったシチュエーションの物語です。
「10人産んだら1人殺してもいい」
今の世界では、考えられない状況だけど。
でも、実際、過去には、
魔女だって理由で火炙りにしても批判を受けない世界もあったり
今と昔では、良いこと悪いことの基準が、
徐々に変わってきていますから
なにかの拍子に、こんな世界もありうるのかもしれないですね。
本の中では、通り魔やテロ、恨みを買った殺人などないわけではない。
それと、10人産んで1人殺すのとどれほどの違いがあるのかって理論。
どちらかといえば、10人産んでくれたほうが
国としては人口が増えていいことだ、
出生率低下の歯止めの切り札になってくれると。
そういわれると、むやみに通り魔やテロなどで
突然殺されるよりはましなのかと思ってしまう。
けど、10人産むまでに、通常10年近くかかる、そこまでして
人を殺したいと思う人のDNAをもった子供たちが生まれてくる世界って
どうなのだろう?怖いな。
でも、この世界では当たり前だから、そんな人が増えてもいいってことなのか。
この本のシチュエーションは突拍子もないものだが
価値観の変わってくる狭間でおきる衝突を描いたものだと考えると、こういうことはいたるところで起きている。
自分の価値観だけが、絶対ではないってこと。
「殺人出産」以外にも「トリプル」「清潔な結婚」「余命」など
突拍子もないシチュエーションの物語です。
こんなシチュエーションは、自分にはないだろうなと思いつつ、あったらどうなるって、妙に気になる本です。
殺人出産 [ 村田沙耶香 ]
¥1,512
楽天