七夕ですね。

今年は、東京都知事選挙が行われています。

公民の授業でいつも必ず伝えていたことがあります。それは、周りの人の意見に左右されないこと。

子供たちは非常に狭いコミュニティの中で生活をしています。子供たちの意見に影響を与える大人の数は少ないと思います。家族・学校・習い事関連の職員ぐらいです。私自身も現役時代に子供たちからは…先生は選挙に行くの？誰に投票するの？何党が好きなの？など興味を持たれることは多かった気がします。正しかったのかは分かりませんが、ある程度の自分の考えみたいなことは子供たちに示していました。(具体名などは避けていますが…)

言えない。と伝えることは簡単です。日本は政治の話をタブーとすることが多いです。意見として押しつけるのではなく…意見を与えて考えてもらうが正しい気がします。無論、学校教育ではすべきではありません。教育基本法に政治的中立性が明記されているので…。

親御様視点というブログだと理解してぜひ選挙の話をお子様にしてあげてください。選挙に行かないことも選択の一つだと思いますが、私は先人たちが選挙権を手に入れるまでの歴史を伝えていた立場でもあったので、選挙に行くことだけは私が初めて選挙権を手に入れてから欠かさずに続けてきました。

行かないのであれば行かない理由を伝えるのも重要だと考えます。

重要なことは少ない大人のサンプルを聞いて自分の意見だと誤認しないようにすること…これが冒頭に述べた周りの意見に左右されないことに繋がります。

せっかくの機会なので是非お話してみてください。

さて今回は地方別地誌の最終回で北海道・東北地方です。まずは今回のまとめです。

○農業

‣北海道地方

北海道は火山が非常に多い→偏西風で火山灰が飛散して北海道中央部～東部は火山灰地に。

逆に言えば、西部は火山灰地ではないので石狩平野や上川盆地では稲作がさかんとなります。ゆめぴりかやきらら397などのお米の品種が有名です。中央部の十勝平野では畑作がさかんに行われています。北海道の畑作はカレーライスとよく表現されます。にんじん・たまねぎ・じゃがいもなどなど。カレーライスに入っている野菜の収穫量一位は北海道です。全部に共通していることを考えてみていただきたいのですが…すべて土の中に入っている野菜ですよね。

火山灰地(水を保ちにくい)→水・栄養素が土に含まれにくい→栄養を最大限吸収するため土の中で成長する野菜が育てられる。

火山灰の割合が高い東部の根釧台地ともなれば畑作すら厳しいので、酪農が発達しています。

‣東北地方

秋田や山形は稲作がさかんです。一方で太平洋側の岩手などはやませの影響で稲作は厳しいものがあります。結果として小岩井農場などの酪農が有名となります。操業者三名の頭文字というのも有名な話です。

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○水産業

こちらはどちらにも言えることなのでまとめますが…

波を遮る環境が養殖には必要です。半島や汽水湖などの環境がさかんになります。

北海道のサロマ湖(ほたて)や東北地方の津軽半島・下北半島に囲まれている陸奥湾(ほたて)や牡鹿半島に波が遮られる仙台湾(かき)。

○工業

こちらは割愛します！そこまで重要ではないので…

○交通

何といっても…新幹線が複雑ですよね。乗り物というのは男子はロマンなんですが…

まず、東京～新青森間を結ぶ東北新幹線。分岐するポイントを理解しておきましょう。盛岡～秋田間を結ぶ秋田新幹線と福島～新庄間を結ぶ山形新幹線があります。山形新幹線に関しては、終着駅が山形駅ではありません！地図帳を見ましょう！山形市は思いのほか手前にあります。また、秋田新幹線と山形新幹線はミニ新幹線です。在来線の線路を利用する形で建設費を節約する意図があります。

新函館北斗駅まで北海道新幹線が走っていますが…。飛行機がメインという現実があります。

今後…札幌まで延伸する予定ではありますが…。

●コラム(歴史・旅情)

中学受験で教える地名に実際に訪れるとテンションがあがります。夜中に急に仙台を訪れることがあったのですが、阿武隈SAを訪れた時のテンションがなぜか忘れられないです。

こちらは早朝の松島。日本三景ですが、残念ながら天気があまり良くなく…と言った形です。

伊達政宗や松尾芭蕉に関連をする歴史のある松島ですが、250程度の島からできています。

驚きなのは、地殻変動や温暖化の影響で約5000年前に今の形になったと言われています。

人間が作り出したものも人の心を動かしますが、やはり自然のものとすごいですよね。迫力が…。圧倒されます。

さて、地方別地理がぐるっとしたので、次は系統地理かな？とも思いましたが歴史にいくべき？とも考えています。

とりあえず前回お約束したように今年の夏！社会に興味を持っていただくように全国のおすすめスポットについて一本書いてみようと思います！

地理:地方別地誌⑥北海道・東北地方