忠右衛門は、心身ともに、疲れている様に見えた。無理もない。記憶を無くしただけでなく、知らない時代に独り、放り出されたのだから。

「休んだ方が、いいわ」

妻は、居間に布団を敷いた。忠右衛門に、少し休むことを勧める。




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