非結核性抗酸菌症患者の記録。。。 -6ページ目

自宅療養開始

退院後、実家で療養することにしました。

それまでは都内で一人暮らしをしていました。

家事など一人でも大丈夫とは言われていましたが、前回の入院後貧血で街中で倒れたり、具合悪くなることもあったのでちょっとばかり実家に甘えることにしました。


いちおう会社はしばらく休職することに。

私の場合1ヶ月~1ヵ月半で復職できる位の傷かとは思いますが、念のため2ヶ月ほど休むことにしました。

営業職でしたし、業界的にハードな仕事でしたので。

とはいえ、点滴を半年と言われていたので退職は考えていました。。。

復職しても仕事は時間的にもストレスを考えても体には良くなさそうです。


療養といっても、点滴に週2回通い、家でお薬を毎日飲んでウォーキングするくらいです。

点滴アミカシンという抗生剤、服薬はクラリスなどの抗生剤を2種類朝晩、痛み止め、胃薬などです。


リハビリのため適度に体を動かさないといけないので、軽くウォーキングをしたりストレッチをしていました。

点滴に実家の近所の診療所に通っていたのですが、徒歩10分程度でも本当にしんどかったです。

大丈夫!とは自分で思っていて歩くことは出来ましたが、途中で顔が引きつるほど疲れた顔をしていたらしいです(笑)


また、本当は何も考えずゆっくり休んでいればいいものを、何もしていないと世の中に置いていかれる様な感覚に陥ったり、何もしていないとダメ人間みたいなかんじに思えてしょうがなく、勉強をしなきゃと焦ったり、勉強したり、家にいてばかりでは太ってしまうと思って必要以上に運動してぐったりしたりしていました。だからストレス溜めて体調壊して今に至るのかも。。。と最近思います(笑)

うまく気分転換できなかったり、強迫観念にとらわれすぎる性格が招いた結果かもしれません。


本当はゆっくり休んで鋭気を養うのが一番かと思います。

ストレスは万病の元といいますからあせる



帰宅途中

退院して帰宅するまでかなり大変です!!

絶対付き添いの方がいたほうが良いかと思います。


私は幸い付き添ってくれる方がいました。

ありがたいです!!


私自身退院前は「1人でも大丈夫!ふふ~ん♪」とたかをくくっていました・・・。

リハビリの時にかなり元気で、歩いても大丈夫だし、バイク漕いでいても平気だったからです・・・。


ただ、理学療法士さんいわく「下界はリハビリのときと違うんだよ~」ということ。

それでもわたしは「大丈夫っしょ~」と思っていました。


・・・しかし・・・



甘かった!!



なんか少し歩いただけで疲れる!!!

なんかふらふらする!!


人が多くてよけるの大変!!


電車の乗換えが辛い!!

池袋駅が辛い(笑)



途中、目が死んでいました、ワタクシ。。。


ポカーン・・・(゚Д゚)



なんとか休み休み家にたどり着きました。。。


食事を取りに定食屋さんへ入るも食べる気力がわかないくらい疲労困憊。。。


ほんと付き添いの大切さを知りました。。。

ありがとう!!!



ちなみに同じ病室で同時期に手術した方は車で旦那様がお迎えに来てくださったそうですが、車もしんどかったとか。。。車の振動が傷に響いて悶絶。。。

クッションとかあったほうがいいかもしれませんね・・・。



退院

先生からついに退院許可が出た!

術後2週間ほど経過していました・・・。


正直もう病院生活が嫌だったので(看護師さんとか先生にはお世話になり感謝しておりますが・・・)

許可が出てすぐ退院日を決定。というか明日退院したいです!と言いました(笑)

だって病院って退屈・・・(笑)というくらい元気になっていたので。。。


術後あった微熱もようやく36度台後半まで下がりました。

(だが、自分の平熱は実は35.4℃だということを後から気がつく・・・)


リハビリも最初は腕をあげたり、廊下を歩いたりから始まり、後半にはエアロバイクを10分こげるまでに回復しました!腕も上がるようになり、1日たつごとに元気になっていくのがわかります。

最初はすごく心配していたけれど、人間の身体はすごい!!回復は早いもんですね!


ただ、毎日痛み止めのお薬は飲みます。

やっぱり痛みはあり、特に朝方は強いです。

痛みで目が覚めるときがあり、寝返りもあんまり打てません。。。


でももう普通に歩けますし、ご飯も食べれます。


そしていよいよ退院。

退院前に概算の請求額が渡されます。

当日会計にいくと正確な請求額がわかり、そこで料金を支払います。

ちなみにクレジットカードOKです!!

カード払いはポイントが溜まるのでいつも私はカード払いです。


ちなみにご参考までに私の大体の請求額を記載します。


術前5日前に入院、肺活量、心電図検査、血液検査などを行いました。

手術は左肺上葉舌区切除?(内視鏡ではなく開胸手術です)

術後は2週間ほど入院しました。

その間リハビリも行っています。

食事は普通食です。

入院中はアミカシン(抗生物質)の点滴を週2回行いました。

抗生剤の服薬は毎日あります。+痛み止めも毎日飲みました。

採血、術後1週間ほどはレントゲンを毎日撮ったように思います。


これで大体20万円弱ほどでした。

これは高額療養費限度額を適用しての料金です。

しかも今回は月をまたいだので負担額は高めです。

実際の請求額は50万くらいなのかな?と思います。

高額療養費は月ごとに適用されるので月またぎの入院ですと自己負担が高くなるのでご注意ください。。。

ただし、民間や会社の保険に入られる方は保険金が下りるかと思います。(保険って大事ですね・・・)


入院前ご自身の請求額が気になる方は病院に問い合わせると、大体の金額を教えて下さるかと思います。





退院前【ブログ再開いたします】

ブログ再開いたしました。


震災でお亡くなりになられた方がたくさんいらっしゃいます。

心よりご冥福をお祈りいたします。


そして被災地の1日も早い復興を応援しています!




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さて、日記を復活いたします!


術後2週間ほどが過ぎ、退院が近づきました。

アブセッサスの患者さんは予後不良の方が多いらしくなかなか退院させてもらえないのですが、ようやく退院させてもらえそうです。


ただ、退院前にいろいろと残念なお知らせが・・・


今後半年くらいは1週間に2回は点滴に通わなければならないこと。

薬も1年半~2年は飲み続けなければならないこと。



非結核性抗酸菌症は手術して終わりではありません。

主病巣は取り除くものの、痰などで菌が他の肺の部分にいっているこおが多いらしく(というかほとんどらしい)、その菌を抑えるためしばらく薬は飲み続けなければならない。

アブセッサスは再発率がかなり高いうえ、薬が効きにくく効いても一時的なものらしく。。。

もはや一生のお付き合いになりそうです・・・(涙)



術前も週2、3回の点滴で職場も半休することが多く、周り白い目も辛かったのですが、まだ点滴が続くとなるとこれに耐えられるかどうか。。。

営業職だったので、お客様との打ち合わせの調整も難しく、周りにご迷惑をおかけすることもしばしば・・・。

お客様にも、上司にも、同僚にも申し訳なかったです。



週2点滴の継続を言われたとき、もう仕事は辞めようと思いました。

周りの迷惑も考えなければならないし、かなりストレスフルで深夜残業当たり前の職場でした。

体のことも考えて自主的に辞めようとそのとき考えたのでした。


いろいろサイトを見ると、規則正しい生活が良いようで・・・

そのときの仕事は規則正しさからかけ離れていた感じです。。。

自分に向かない仕事を行っていたせいか、ストレスも多いし・・・

(でもこの仕事はすごく勉強になったので本当にやってよかったとは思っています)



何だか病気で人生がいろいろ変わるんだなと思ったのでした。

でもこれがいい方向へ向かうようにしたいなと思います。

地震

東日本大地震、皆さん既にご状況ご存知かと思います。

私は実は現在岩手県に住んでいます。
内陸南部で海から離れた地域でしたので、被害はそれほどありません。

ただ、海側が壊滅状態です。
心が痛みます。

被災地は頑張っています。

ひとりひとりの協力が被災地を救います。
皆さんのご協力をお願いいたします。

しばらく日記はお休みいたします。

少しでも多くの方が助かりますように…