季節はずれの一日
昨日までの暑さが嘘のよう
早朝に目が覚める
土曜の休日
昨夜のことを思い出す
あみちゃんからメールが来てたな
営業メール
なにも発展しそうな空気を感じない
虚しく感じるだけ
真っすぐ帰宅して正解だったな
そう振り返ってた
チャイムが鳴る
宅配便だ
受け取るためにドアを開く
え?
涼しい
空気が嘘のように涼しい
いや 寒いくらいに感じられた
心が踊ってる
急いでベッドに戻り窓を開けた
気持ちいい
なんて気持ちいい朝だろう
嬉しくて仕方なかった
やっぱり自分は寒いのが好きなんだと再確認してる
何もしたくなかった
この空気にただ触れていたい
安らかな時間を楽しみたかった…
素敵な人
笑顔が大好き
彼女の笑顔は心底癒される
そばにいて欲しい
そう思える人
なぜかは分からない
自分は彼女に言った
「抱っこしたげる」
彼女は戸惑った表情を見せる
当然だよね
初対面だし突然すぎる
付き合っている訳でもないのに抱っこなんてね
ありえない
でも自分は躊躇なく抱っこしようとしていた
彼女の表情に戸惑いは感じたけど拒否は感じなかったから
左手をそっと彼女の背中に回した
どうしていいか分からないでいる彼女に言った
「首に手を回して」
彼女は素直に従い 私の首に手を回してきた
右手を彼女の膝裏にのばす
中腰から一気に抱え上げた
持ち上げられる?
一瞬不安がよぎった
え?
予想以上に軽い
嘘のように軽々と持ち上げられた
「軽いねまどか」
そう彼女の名を呼んだ
不安そうな 照れた顔で私を見つめていた
しっかりと見つめてくる彼女の瞳に吸い寄せられる
抱えたまま そっとキスを交わしていた…
久々
目覚めてもしっかりと記憶に残ってる
いい夢でした








SKE48 チームE リーダー 梅本まどかちゃん
夢はこわい
心にしっかりと残るから…

