パートナーシップって
ほんと
おもしろいもので。
反応とか結果が
出やすいから
すごく瑣末なことから
色んなことに
わかりやすく
つながったりする。
たとえば。
＊＊＊＊＊
うちの夫は朝
私が夜のうちに作って
置いておいたオニギリを
持って出かける。
現場仕事の人なので
本当はお昼のお弁当も
望んでいたけれど
何度か作ってみて
私には無理だと
お互いに理解したw
私は彼が出かける時間は
ガッツリ寝ているので
夫は自分で
そのオニギリを
手さげに放り込み
お茶を
２ℓペットボトルから
水筒に移し替えて
（お茶を沸かすのも
早い段階で断念しております）
出かけていくわけです。
私が夫に対して
嫁として
やっていることって
そのオニギリと
夜の食事ぐらいで
夫が私に求めているのも
その２点だけだったりする。
だから私の母から
「たったそれだけのことぐらい
ちゃんとしてあげなさい！！」
とよく言われる。
私としては
ちゃんとやってるつもり
満載なのだけれど
まぁ、実際
ただ、やっつけ的に
やってるだけで
より以上
踏みこんで
彼を想って
ちゃんと、やってるか、
っていうと
確かにやってない。
いや、やってるよ？
想ってるし、やってるし、
オカンや夫、自分以外の誰かに
どうこう言われる
筋合いのない種類の
話だけれども
自分として、
オカンの言ってる
やってない、って言い草に
心当たりはあるってこと。
んで例えばこの朝の
おにぎり話の中で言うと
ペットボトルから
水筒にお茶を入れる、
っていうところ。
これ、ホントは
私がやっておけば
いいんだよね。
実際、酔った旦那が、
朝、お茶を自分で
コポコポやってる時
ちょっと寂しい、って
さらに酔ったうちの親父と←
話してたの聞いてもいるし。
私がやってあげるべきだとか
一般論としてのいい嫁だとか
そういう観念は
私にも夫にもあんまなくて
ただ、二人の間の話として
ほんとは
やってあげたい気持ちもあるし、
夫もそうしてくれると
ささやかに嬉しい、
ということがわかっているのに
私は、それを
やらないんだよね。
実際さ、生活って
そういうごく小さいことの
積み重ねで
嫁の立場からすれば
その、移し替えるとか
あの埃を拾っておくとか、
シーツのヨレを直すとか、
濡れていた歯ブラシ拭くとか、
ほんとそういう
瑣末なことの積み重ねで
1日が終わっていて
家にいなかった方からすれば
入れるだけやん、とか
拾うだけ、閉じるだけやん、って
「だけのこと」な
話かもしれないけど
こっちはそれを
数え切れないほど
積み重ねて、１日を
費やしているわけだから
その、「だけのこと」ってのは
フルマラソンを
やっとのことでゴール！！って
思ったところで、
あと２０mだけ走って、みたいな。
なんだと
「だけ」じゃねぇわ！！！
ってなるよね（笑）
だから確かに私としても、
色々経たフィナーレとしての
オニギリ、であり
そこにもういっちょ
お茶を入れておく、
ってのは
なんかこう
心理的に手が伸びない
とこだったんだよね。
そこ無理して手を伸ばすと
結局、積もって
自分の不機嫌につながり
結果、夫婦喧嘩に
つながるってことも
自分でよくわかってたし。
だからわざわざ
やろうとは
しなかったんだけど
そういう期間を経て、
今、思ってんだよね。
やればいいよな、って。
やれよ、私、って。
なんでかって
それは、ひとつには、
ここまで一切
文句も言われず
したいように
させてもらったから
内なる私が
「もう私に
したくないことを
強要するものはない」って
心底、安心したんだろう
っていうのがあると思う。
強要されないなら
（自分に、も含めてね）、
いつでもやめられるなら、
ちょっと頑張って、
やりたいと思ってること、
やってみてもいいかな、って
思い始めたんだと思う。
だって彼は
私の大切な人で
私なりに、
彼の幸福に貢献したいって
思ってる。
で、何より、
自分としても、
お弁当は全く
その気にならないけど、
お茶ぐらいは入れて
置いておいてあげる
嫁でいたい、っていう
気持ちがある。
それはネイルを
綺麗にしておきたいのと
同じ感覚で。
ところがよ。
これがほんと
笑っちゃうぐらい
できなくて。
なぜだか
ほんと不思議と
忘れたり、
避けたりする。
忘れるのも、
今、やればいいのに、
意味なく後回しにした結果
忘れる、とかだから
もはや
避けてるわけで。
我ながら、面白くて。
ほんでなんでかなーって
考えてみたら
多分これなんだよね。
夫のためになんて
動いてやるものか！！
という謎の反発心。
私、夫、
めっちゃ好きですからね。
え、なんで？って思って。
こんなのどこから
来てんだろう、って
見てみると
やっぱ、オカンなんだよねー・・・（苦笑
母親の父に対する姿勢が
そのまんま私に
インストールされている。
そういえば私も昔
強烈に仲の悪かった
両親の夫婦喧嘩を見ながら
何度も思った。
「なんでお母さんは
たったあれだけのことを
やっておかないんだろう。
それだけやっておけば
お父さんは怒らないし、
ここまで激しい喧嘩に
なることもないのに」
直接オカンに何度かそう
言ったこともありました。
それに対して
オカンの答えはこうだった。
「その、
たったこれだけのことを
しようと思えないほどの
積み重ね（恨み）が
あの人との間にはある」と。
…不毛だな、おい（苦笑）
まぁ、確かに
うちの父はかーなーり
横暴な人だったので
母の気持ちは
よーーーく
わかるんですけどね。
だけどじゃぁ、
そもそもなんで
そんなことになったのかな、って
考えてみると
この話に限って言うならば
多分、だから、お互いが
自分のしてあげたいことの
押し付けだったからだろうな、と。
相手がして欲しいことではなくて、
自分がしてあげたいことをして
それも相手のために、と
自分がしたい範疇を
超えておこなった。
だけども相手はそんなコト、
そもそも大事に
思っていないから、
こっちが１００ポイントぐらいの
力をかけてやったわりに、
相手は１８点ぐらいにしか
評価してくれなくて
そのフラストレーションが
お互いにたまって
あの不毛な関係に至った。
で、それを見て育った私は
知らない内に、
やってあげることは負けだ、
やってあげることは損だ、を
インストールした。
それって
幸せになれない女像を
ギュッと握りしめていることと
イコールで。
だから私は
夫婦がより仲良くなるために
自分が出来ることを
頑なにやろうと
しないでいたんだよね。
お茶いれないとか、
そんなレベルでさえ（笑）
まじウケるよねー（笑）
んだから私にとって
夫にお茶を
入れておいてあげる、ってのは
またひとつ、
親からの卒業につながるって
ことなんだよねー（笑）
私、の確立。
私の、世界を、
自分で創るってこと。
ほんで、この
親のあれこれから
私が得た教訓はこれだよね。
お茶を入れるのと同時に
私は何かひとつ
彼（家庭）のためだと
思ってやっている、
本当は別に
やりたくてやってるんじゃ
ないことを見つけて
やめないといけないな、ってこと
それやってるから、
お茶さえ
入れられないんだ、って。
あの頃のオカンの姿が
教えてくれたね。
親ってほんと
枷にもなり
導きにもなり
なんともはや
ありがたい存在だね（笑）
こんな風に
自分を縛っているものに
気付いて外していけるのが
パートナーシップ道。
自分だけでは
気づけないものを
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