この2、3ヶ月。

 

ある人に

ザワついていた。

 

3日前に

こんな記事を書いたが

ご多分にもれず、

そう、これは私のことだ。

 

(先に書いておくが

相手が誰だったのかを

書くつもりはないので

悪しからず。)

 

だがもうその嫉妬は

終わった。

 

なんなら相手を

ちょっと好きになった(手のひら)

 

 

そんな話。

 

 

***

 

 

私はあまり

嫉妬をしたことがない。

 

男女間では多分

一度もない。

 

女同士では

これが人生で

二度目の嫉妬だ。

 

 

いや、もちろん

小さなザワつきは

それなりにあったけれど

 

それは

嫉妬というよりは

むしろダイレクトに

劣等感の反応で、

 

嫉妬のように胸で

とぐろを巻くような

ものではなかった。

 

 

それぐらい

私は自分に対する

評価が低かったし

 

何より私は

人には本当に

恵まれていて

 

周りにいた人は皆、

私など足元にも及ばない

美点を持ち合わせた、

素晴らしい友人

ばかりだった。

 

だから嫉妬など

挟む余地さえなかった。

 

まぁ、あとは

持って生まれた

人の良さだろう。

 

w

 

 

***

 

 

嫉妬というのは

 

自分が負けている、

という認識と

 

自分の方が(本当は)

勝っているのに、

 

という気持ちから

成り立っている。

 

 

そしてそれは、

 

自分が、自分に、

禁止していることを、

(自分が信じて

守っているルール)

 

いとも簡単そうに

やっている奴(破る奴)

に、感じることが多い。

 

 

無能なのに

評価されている奴に

ザワついているとしたら、

 

そこには、

 

有能でなければ

評価されない、という

自分のルールと

 

奴より自分の方が

有能なのに、

という思いを

見つけることが出来る。

 

 

ブスなのに

モテる女。

 

性格悪いのに

人気のあるあいつ。

 

アホなのに

お金持ってる。

 

どれも同じだ。

 

 

***

 

 

私も

恥ずかしながら

この数ヶ月、この

 

「私の方が

すごいのにっっ!!

キーッッッ!!」

 

という妬みを

胸の中に

住まわせていた。

 

嫉妬の発露である

相手を見張る、という

情けない行動も

ガッツリやっていた。

 

 

嫉妬のなんたるか、は

よくよく理解しているので

 

早い段階で、

嫉妬の下にある

反応の種は見つけたし

 

仕事柄(というか

自分マニアなので)

 

嫉妬する自分を

客観視する自分、

というものも

保ってはいたものの

 

 

こんなもん

反応の種が

わかったからって

 

ましてや

カウンセラーだからって

 

はい、そうですか、と

嫉妬が収まるわけでもなく。

 

 

結局、3ヶ月近く

こじらせていたが

やっと、

離れることが出来た。

 

 

***

 

 

嫉妬から

離れる方法はこうだ。

 

 

まずは仕組みを

知っておくこと。

 

それはさっき

もう書いた。

 

 

それから

それに当てはめて

 

相手に自分の何を

侵されていると

感じているのかを

明確にする。

 

 

そして次は、

 

 

盛大に嫉妬する。

 

 

思うままに

相手を批判し、

妬みをあらわにし

自分の正当性を

滔々と語るといい。

 

そう、口に出して

人に熱く語るのだ。

 

 

胸にくすぶる黒い炎に

 

薪をくべ、油を注ぎ

燃え盛る炎の周りで

マイムマイムを踊るのだ。

 

 

今回、私はそれが

遅かった。

 

なので長引いた。

 

 

***

 

 

口にしてみれば

わかる。

 

 

どんなに相手の

手抜かりを指摘し、

自分の正しさを

語ってみても、

 

結局それは、

 

負けていると思ってます。

でも勝てると

思っているんです。

 

という告白にしか

ならない。

 

言えば言うほどに

負け犬の遠吠え感は増し、

自分でも言っていて

情けなくなってくるだろう。

 

それでもいい。

 

さらに盛大に人に

話すといい。

 

もうネタと化すぐらい

人に話し続ければいい。

 

 

やがて必ず

笑えてくる。

 

 

***

 

 

要するに要するに

羨ましくて

 

要するに要するに

悔しいってだけの

話なのだ。

 

それを隠すから

黒く、とぐろを巻くのだ。

黒くとぐろを巻いた感情なんて

もういっそウンティだ。

 

最悪だ。

 

 

 

***

 

 

 

羨ましい

悔しい

 

それを認めることは

自分が負けていると

認めることになる。

 

だから恥ずかしい

だから嫌。

 

だけどもうはっきりと

自分はそう

思っているのだ。

 

往生際の悪さは

女を下げる。

 

ざわついたらサッサと

それを認め

明らかにするのが良い。

 

胸にウンティを

持つぐらいなら

負け宣言するほうが

よっぽどましだと

私は思う。

 

 

***

 

そうして

徹底的に負けを認めて

悔しがっていると

 

必ず飽きる時がくる。

アホらしくなる。

 

妬みも嫉みも

その質が変わって

軽いものになる。

 

 

そうなればもう

 

そもそも自分は

負けてなどいなかった、

ということに

気づくのは時間の問題だ。

 

 

***

 

 

嫉妬は

敗者の印ではない。

 

嫉妬は、

飛躍するべき時が

来たというフラグだ。

 

 

嫉妬をどれだけ軽く

楽しめるか、は

女の力量をはかる

目安のひとつになると思う。

 

 

***

 

 

では。

息子を迎えに行ってきます。

 

 

 

雨すきー。