身も世もなく泣きじゃくっている時。




まるで世界が終わるように


いや、それ以上にどん底で



絶望の淵に深く沈んで



ただただ涙が止まらない時。






そんな風に


大声で




または


さめざめと




泣き続けている時。










口を開けて。

舌を出して。




その舌先を

鼻の頭にくっつけて下さい。








そして




口角を無理にあげて

両目でその鼻先を


見るようにしてください。










はは。



変な顔。









身も世もなく泣いているのに


変な顔。





そう。





そんなもんなんです。






身を引き裂かれるような思い。


絶望の淵。

救いのない未来。

途方に暮れる気持ち。


耐え難い憎しみ。

恐怖。








そういう感情に

飲み込まれて

翻弄されて


泣き叫んでいても







それでも

人は




変な顔ができます。







トイレも行きます。



お腹もそのうち減ります。




知らない間に眠りに落ちたりしてます。












泣いて泣いて泣いて泣いて泣いて。



泣き続けてる時。

ちょっとやってみて下さい。






だからって

泣き止めるってワケでもないです。






でも

変な顔になってみて



「私は大丈夫だ」ってことを


ちょっと確認しておいて下さい。




深刻で

逃れられないように感じる

その不幸。




それでも


その最中でも


命令すれば


あなたの体は


変な顔を作るコトができる。




それを
命じるだけの

自我が

あなたには、ちゃんとある。







悲しみの波に飲み込まれていても



あなたの浮き輪には



そうやって



生命力って名前の



命綱がついているのです。








だから




思う存分、泣いて




絶望すればいい。








それでも



必ず



あなたは



また、笑うから。







そういうもんだから。








どーにかなりそうでも

どーもならないの。







人はね、強いから。

大丈夫。





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