このことについてはだ。真人に今言われてからだった。
そのうえで気付いてだ。そして自分から言うのだった。
「この前終わったよ」
「もうですね」
「これまで夏休みぎりぎりまでしてたけれど」
できなかったししなかったからだ。これは。
「それがね」
「今年はですね」
「うん、終わったよ」
明るい笑顔でだ。希望は答えた。
「それで今は復習とか予習をしてるけれど」
「そちらはどうですか?」
「何か。最初はわからなかったけれど」
それがだというのだ。
「わかってきたかな。少しずつだけれどね」
「そうなってきていますね」
「うん。オメガ
オメガ スピードマスター
オメガ シーマスター
当に最初はね」
どうだったかとだ。また言う希望だった。
「何もわからなかったけれど」
「毎日繰り返ししていると」
「わかってきたし覚えてきたよ」
覚えてきた、そうなってきたというのだ。
「じゃあやっぱり」
「勉強も継続です」
「毎日予習と復習をしていたら」
「わかります。僕もそうしていますから」
「友井君は入院してても?」
「はい、しています」
そうしているとだ。真人はにこりと笑って希望に答えた。
「少しずつですが」
「いや、少しずつでもさ」
どうかとだ。希望は驚いた顔で答えるのだった。
「凄いよ。やっぱり友井君は凄いよ」
「凄いですか」
「うん、いつも思うことだけれどね」
「そう。僕を凄いと言ってくれるのは」
「それは?」
「遠井君だけですよ」
微笑みでだ。希望に言ったのだった。
「僕にこう言ってくれるのは」
「そうなんだ」