chuang27のブログ

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 陸奥はくるりと背を向けて、何か思案を始めました。
「何が必要だ。俺たちの住む場所からやつらを追い出すためには。」
呻くような陸奥の言葉。
 「私ひとりの力では無理です。妻と一緒ならば???できます。」
 しばらく無言の時が流れ、やがて観念したように、
「わかった。協力する。お前の妻を救出し、ここを脱出しよう。」
「ありがとうございます。陸奥さんならば理解してくれると思っていました。」
私は喜びを隠すこともなくそう答えました。
 「忘れるな。俺を裏切ったら、お前も、お前の妻も必ず地獄に落とす。」
「約束します。ただ???」
「ただ、なんだ?」
「ただ、私の名前は山岡です。お前ではなく、山岡と呼んでください。」
すると陸奥はサングラスの奥でニヤリと笑い。
「よし、山岡。1300 ニューバランス靴
1400 ニューバランス靴
1700 ニューバランス靴
急いでここを離れるぞ。」
 この瞬間、私は強力な協力者を得たのです。
 初めての仲間。だったのかもしれません。

 「誰だ!?」
陸奥が銃を構え、私の背後の闇に狙いをつけました。マグナム弾は充分補充されております。
 私も慌てて後ろを振り返りました。人の気配などまるでしませんでしたが、暗闇の中、確かに人影がございます。
 人影はすっとこちらに進んできました。
「なんだ、カマキリ女か???。何の用だ?」
陸奥からカマキリ女と呼ばれていたのは、新政府の暗殺集団「壬生狼(みぶろ)」のメンバーのひとりで、こちらに寝返った朱雀でございました。
 「私も連れていけ。」
影は聞えるか聞こえないかの声量でそう言いました。陸奥も私も眉をひ