先日父が旅立ちました。
今年2月に入院してから家へ戻ることなくそのまま逝ってしまいました。

いつもの楽しい帰省ならぬ、悲しみの帰省となったが、覚悟は入院した頃から出来ていたが……やはり寂しい

父を見送る前日まで沖縄は2週間ずっと雨模様で告別式当日も雨の予報でしたが、なんと!朝からまさかの晴天で一通りの行事(初七日、四十九日法要、納骨まで)を済ませて夕方暗くなってから家へ戻ると同時に激しい雨が降ってきました。
これにはちょっとビックリ!!不思議な感覚でした。

何よりも、このコロナ禍での葬儀はかなり厳しいものがあり、人とお喋りの大好きな父を盛大に送ってあげることも出来ず、あえて、家族葬でひっそりと送ってきました。
生前帰省の度にちゅらを可愛がってもらったが残念ながら、今回一緒に連れて行くことも出来ませんでした。

今でも、ちゅらは私が「じぃじお空に逝っちゃったよ」と言うと、首を傾げて耳をピクッとします。涙が出そうになります。

今回、私は穏やかな顔でまるで寝てるかのような冷たくなった父の頬に何度も何度も触れてバイバイを言えたことは本当に良かったと思います。

コロナのせいで触れるどころか、対面さえ許されぬことも出来ない人たちが居ることも事実です。
そんな虚しく、悲しい別れは、計り知れないことだと思います。

早くこのコロナ禍が収束するよう願うばかりです。

PS……1年に1週間だけ(夏休み)父と過ごす時間が無かったからか?今でも実感がなく、帰ったら居るのでは?の錯覚すらあります。
でも、居ないんだよな!と自分に言い聞かせてる毎日であります。

きっと!今では先に逝った母と仲良く手をつなぎ私たちを笑顔で見守っていると信じて時おり空を見上げながら前に進んで行こうと思います。

また、会えると信じて
とおちゃん………バイバイ。