映画『TENET』を観てきました
映画『TENET』を観てきました。◎意味深なキャッチコピー『<時間>から脱出せよ。』。◎『インセプション』のクリストファー・ノーラン監督。これは、劇場で観ねば。と行って参りました。私は【IMAX】ではなく【2D字幕】というやつで観たのですが、それでも、まあドンパチドンパチ(死語?)すごかったです。ド派手なカーアクション、銃撃戦、手に汗握るシーンの連続。難解だとは聞いていたので、何度か観るつもりでいましたが、なんか、なんかね、あれだけド派手なドンパチをつかって、要は、「今を生きろ」ってことかなぁって一人で勝手に納得してしまったのでした。未来も過去も「いまここ」にあって、誰を信頼するか、誰に思いを寄せるか、どういう選択をして、どういう行動にでるか、世界を救うとか、自分をどう設定するかとか、全部全部、「いま」にあるんだよ~的な?「起こってしまったことは仕方ない」 とか「運命か?」「現実さ」なんていうやりとりとか「俺が主役だ」 とか場面場面の詳細を頭で理解するのをあきらめたときに耳に飛び込んできたセリフがすべてかな、と。大音響とスリルの連続でガチガチになった体をほぐしながら映画館を出て、世界を救うなんて大層なテーマを掲げたり、ド派手なドンパチを演出しなくてもよかったんじゃ・・・・?でもエンターテイメントとしては必要なんだよなぁと考えて、ふと。ああ、この世界を難解に(もしくはエンターテイメントに)しているのは私たちなんだなという気づきが。そういえば、映画の中で、誰の指令かわからなかったし。あれは、つまり、私たちが世界を創っている・・・てことを示唆してた???!!!なんてふうに考え始めたら、やっぱ、ノーラン監督、すげーーーーって興奮するしかなくて。『TENET』、やっぱりすごい映画でした。。。