『 めがね 』 2007年
大切なのはあせらないこと
あせらなければ、そのうちきっと・・・・
春。
旅人・タエコ(小林聡美)がたどり着いたのは、
透明感あふれる日差しと爽やかな風が心地よい海辺の町。
渚をゆっくり、ゆっくり歩いた先には、奇妙な懐かしさをたたえた小さな宿が。
彼女がそこで出会う人々はみんなどこか風変わりだったり、どこにでもいそうだったり。
『かもめ食堂』の荻上直子監督とスタッフが贈る、南の海辺を舞台にした物語。
かもめ食堂もそうでしたが、見終わったあと、
心の中がすーっと洗い流されていくような、ふしぎな感覚になりました
何もないっていいなぁ。
こんな場所があったら行ってみたいなぁ、と思いました
時間の流れがゆったりしていて、
地図もなにも持っていなくても、
ゆるゆるのんびり♪な才能があればたどり着ける・・・・そんな場所
もたいまさこさんを始め、出演されている方は皆さん、
そういう雰囲気を持ってらっしゃっていて、
音も言葉も、
余計なものがなにもない空間が、とても心地いい映画でした
これから先、大切なことを忘れそうになったときには、
この映画をみて、
そのたびにリセットしていきたいです♪


