[土用の丑の日 ] とは、江戸時代に平賀源内が発案した日本初のキャッチコピーである。

鰻を食べる習慣についての由来には諸説あり、讃岐国 出身の平賀源内 が発案したという説が最もよく知られている。これは文政 5年(1822年1823年 )の、当時の話題を集めた『明和誌 』(青山白峰 著)に収められている。

それによると、商売がうまく行かない鰻屋が、夏に売れない鰻を何とか売るため源内の所に相談に行った。源内は、「丑の日に『う』の字が附く物を食べ ると夏負けしない」という民間伝承からヒントを得て、「本日丑の日」と書いて店先に貼ることを勧めた。すると、物知りとして有名な源内の言うことならとい うことで、その鰻屋は大変繁盛した。その後、他の鰻屋もそれを真似るようになり、土用の丑の日に鰻を食べる風習が定着したという。実際に鰻以外には、梅干 などを食する習慣もあったようだが、今日においては殆ど見られない。

実際にも鰻にはビタミンAB群 が豊富に含まれているため、夏バテ 、食欲減退防止の効果が期待できる。ただ、鰻の旬は冬眠に備えて身に養分を貯える晩秋から初冬にかけての時期で、秋から春に比べても夏のものは味がおちる。


土用の丑の日根拠がないとは知らなかったよな。