入社した会社のことを話していなかったが、愛知県ではシェア率2位の電設資材を取り扱う中小企業であったが、会社自体は余裕でブラック企業だった。

そのため入社してすぐやめていく人も少なくなった。

 

入社して最初の年が明けた頃ぐらいから僕の営業所の仕事量が尋常じゃないくらい増えた。

挙げ句の果てには、深夜作業もするようになっていった。

 

朝6時に出社して20時過ぎに一時帰宅、そして0時に集まり3時に解散してまた朝6時に出社という日々が2ヶ月ほど続いた。

 

就業規則にはこの深夜作業には手当がつくと記載されていたが、実際はそんなものは存在しておらずタダ働きさせられるだけであった。

 

この頃から事業所は常にピリピリとした状況が続いており、僕自身も日頃の疲労と寝不足により、仕事でミスを連発するようになり、上司から毎日叱られる日々だった。

 

それと比例して、心のよりどころだった彼女にも冷たく接するようになり、今までは普通にいろんなところにデートするのを楽しんでいたのに、いつの間にかエッチをするためだけにお泊まりでしか会わないというスタイルになっていった。

彼女自身からもちゃんと彼女として扱ってと言われていたが、無視していた。

それからどんどん愛想もつかされているのが態度でわかるようになっていった。

 

それと反比例して、パチ屋に入り浸る日々が続き、ばりばりプラス収支を上げていた。

もう全てのストレスを解消できる時間は、スロットで期待値を稼いでいる時以外なかったからだ。

 

そして、入社してから1年3ヶ月が経った2018年7月に僕は会社を辞めた。

それと同時に彼女とも1年半の交際が終了した。

 

僕は一度にして、職も彼女も無くなった。

 

やめていたタバコもまた吸い始め、本格的にスロット稼働に力を入れるようになった。