ある日、「"女の子"として見られたい」という自分の本心に気づいたことがありました。
気づいた時にはびっくりしました。笑
私自身が、自分の中の"女の子"を遠ざけてきていたから。
学生の頃、「死ねブス」と言われていた。
可愛いくしたいと思っても、「ぶりっ子」と言われるのが怖かった。
女の子らしく可愛く振る舞う=嫌われる
みたいになっていました。
大学時代には、いつの間にか、ウケを狙って「おじさんのようなノリで自虐を言う女子」になっていました。
そうしていた方が楽だったんです。
「見た目はザ・女の子って感じだけど、話すとおじさんみたいで好きだわ〜」
女友達にそう言われて、ホッとしていたのを覚えています。
これで誰にも嫌われない。
面白いと笑ってもらえる。
輪の中にいられる。
大学を卒業し無事に国家試験にも合格した私は、
社会人となりました。
理系、比較的男性が多い職業。
力仕事もありながら、正確にスピーディーに物事をこなしていく。
周囲に「かっこいいね」と言ってもらえる職業でした。
そう言ってもらえる事が嬉しいんだとさえ思っていました。
でも自分は本当は「"かわいい"って言われたい」んだと気づいた時に、ふと思ったんです。
ーー自分で自分のことを、"女の子"扱いしてたっけ?
自虐ネタを話て、大雑把に振る舞って。
心のどこかで、「どうせ私なんて」と否定して。
そうなりたいわけではなかったのに。
自分のことを大切にしていないのに、
誰かに大切にされるわけがなかったんです。
心理学では、「投影」という考え方があります。
自分を雑に扱えば、周りからも雑に扱われ、
自分を大切にすれば、周りからも大切にされる。
「女の子扱いされたい」と思うなら、
まずは自分が自分を「女の子」として大切に扱うこと。
自分を可愛がるって、
"誰かから大切にされる準備"を整えることなんだと思います。
外の世界は、いつも自分が自分に向けている眼差しだから。