竹富島 種子取祭 ~ 七日目 庭の芸能 腕棒&ンーマヌシャ ~
はいさーい、こうたろうやいびーん
さてさて、延びにのびてる、種子取祭レポート
庭の芸能も、あと2つの演目を残すのみとなったので
今日も2本立てでイッちゃお~
解説(ブルーの文字部分)は、いつもの 竹富島文庫1 種子取祭 (NPO法人たきどぅん発行)から引
用させていただきます
腕棒 (ウディボー)
腕棒は、かつて玻座間(ハザマ)村の男子が演じていたが、それほど人気がなく、いつしか演じられな
くなった。
そのような時、仲筋村の狂言部の師匠であった仲里長正(玻座間出身だが仲筋に居を構えていた)さ
んが、この腕棒を女性に演じさせようと考えた。
長正さんは、奥さんの仲里ハルさんと友人の小底ハルさんの二人を使いにやって、玻座間の師匠に 「腕棒を
譲り受けさせてくれ」 と頼んだ。
幸いにも、玻座間の師匠は、 「ウリヤ、ウムッサネンバ、ムチハリ (これは面白くないので、持って行きなさ
い)」 と快く承諾してくれたという。
それで、腕棒は仲筋女性が演じる人気演目になった。
男性ではなく、女性に 「腕棒」 を演じさせたところに長正さんの芸人としての慧眼(けいがん)がうか
がえる面白いエピソードである。
腕棒は、空手を取り入れた女性同士の戦いの演技であるが、男性の演技としては単純な所作で物足りない。
ところが、女性が演じると、爆笑と喝采が湧き起る、魅力のある演目である。
見てのとおり、二人一組での女の戦い
待ってました、とばかりに、日頃の恨みをぶつけます
(ジョーダンだよww そんなことない、ハズ・・・たぶん・・・)
でね、時折、観客の 「わぁ~~~」 っていう歓声があがるんだけど
写真撮ってると、ついつい、イイとこ、見逃してしまうんだよね~
どこまで本気でやってるのか、一度見ただけではよくわかりませんでした
でも、やっぱ
女の戦いは、こえぇぞーっ!
色づきかけた自転車小屋のピオーネ
ンーマヌシャ (馬乗者)
琉球王府時代、沖縄には チョンダラー(京太郎) という芸能集団がいた。
かれらは、村々を廻り歩いて芸能を披露するとともに、葬儀を執り行う ニンブチャー(念仏者) でもあった。
そのチョンダラーたちが携えていた人形芝居・念仏歌・口説・鳥刺舞・馬舞者などの芸能は、沖縄の芸能の中に
数多く採り入れられた。
また、エイサーやアンガマの念仏歌、馬舞者など、今でも沖縄の村々で行われている芸能には、チョンダラー
(ニンブチャー)系のものが多い。
馬舞者は、宜野座村や美里村泡瀬のものが有名であるが、それは踊るだけではなく、ひょうきんなセリフを
やり取りする狂言仕立ての舞台劇である。
それに対して、道ジュネー(隊列を作って道を練り歩く)系のジュリ馬のようなものもあるが、竹富島の 「ンーマヌ
シャ(馬乗者)」 は道ジュネー系のものである。
いつ、誰が、どのようにして竹富島に伝えたのかはわからないが、種子取祭では人気の高い踊りで、頭にマンサ
ージ、足に脚半と草鞋(わらじ)、腹に馬型をつけた出で立ちで踊る。
内容は、 「クバ笠を頭にくっつけた蟹(カニ)の舞」 「沖縄本島の国頭のネズミは尻尾が曲がり、島尻のネズミ
は顔が曲がっている」 「竹富島の美崎(ミシャン)の東岩・西岩のネズミの結納だ。 うまくゆくかゆかないかは、
一つに二つ。 (二つに一つと言うべきところを、逆に言って笑いを誘っている)」 などと歌っている。
ンーマヌシャ、見るからにオモロイでっしょー?
勇壮な男達が、お腹におウマさんを着けて (股間じゃねーよっ) 踊る姿は、なんとも楽しいのでありマス
さ~て、以上で、世持御獄(ユームチウタキ)の庭で行われた 「庭の芸能」 は全て終了っす
でも、それも束の間・・・・午後になると、今度は、同じく世持御獄の神前に用意された舞台へと会場を
移し、色鮮やかな 「舞台の芸能」 が幕をあけるんですよ~~
まだまだ、半分も終わってません
夜の 「世乞い(ユークイ)」 まで、まだまだまだまだ、今日(7日目)は続くのだぁww
タコにんにく食べなきゃ、身がもちましぇん