伝説についに終止符? ヒマラヤの雪男、米チームが「身元」特定
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イエティの着ぐるみ(2015年7月16日撮影)。
(c)AFP/Leon Neal
2017年11月29日 13:25
発信地:パリ/フランス
【11月29日 AFP】「雪男」の正体はやはりクマだった──。
ネパール・チベット間のヒマラヤ(Himalaya)一帯に住むと
言い伝えられ、雪男とも称されてきた未確認動物
「イエティ、Yeti」について、
米研究者らがこれまでイエティのものとされてきた遺物の広範な
遺伝学的調査を行い、それらが実は複数のクマのものだったことを
突き止め、29日、学術誌に発表した。
長らく信じられてきたイエティ神話を打ち砕く研究成果となった。
イエティの正体がクマだったとする研究はこれが初めてではないが、
英学術専門誌「英国王立協会紀要
(Proceedings of the Royal Society B)」
に掲載された論文によると、
今回の研究では、イエティのものとされてきた骨や歯、皮膚、毛、
ふんから、これまでにない量の遺伝学的証拠を収集して調べた。
その結果、「イエティの手」をはじめとする世界中の個人コレクションや
博物館から収集した証拠品は、実際にはアジアクロクマ(ツキノワグマ)か
チベットヒグマ(ウマグマ)、ヒマラヤヒグマのものだったことが判明した。
これら3種のクマはそれぞれ「世界の屋根」ヒマラヤ山脈の異なる地域
に生息しており、いずれの種類のクマもかつてイエティと誤認された
可能性があるという。
論文の主執筆者を務めたニューヨーク州立大学バッファロー校
(University at Buffalo, The State University of New York)教養学部の
シャーロット・リンドクビスト(Charlotte Lindqvist)准教授は
「われわれの研究成果は、イエティ伝説の生物学的根拠がその地域
(ヒマラヤ山脈)のクマに見られることを強く示唆している」と述べている。
研究チームは、それぞれの標本の完全なミトコンドリア・ゲノムを
再構成することで、ヒマラヤ山脈の絶滅の危機にある肉食動物である
クマとその進化の歴史に関する重要な発見もした。
リンドクビスト氏によると、
チベット高原(Tibetan Plateau)のヒグマと
ヒマラヤ山脈西部のヒグマは別々の個体群とみられ、約65万年前の
氷河期に分かれたと考えられるという。
(c)AFP/Marlowe HOOD
北朝鮮がミサイル発射 「ICBM」と米、日本のEEZに着水か(速報)
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北朝鮮の朝鮮中央通信(KCNA)が公開した、
大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星12」発射の画像
(2017年8月29日撮影、同30日公開)。
2017年11月29日 7:06
発信地:ソウル/韓国
【11月29日 AFP】(更新)北朝鮮は29日、弾道ミサイルを発射した。
韓国軍が発表した。
米国防総省によると、発射されたのは
大陸間弾道ミサイル(ICBM)で、
約1000キロ飛行し、日本海にある日本の排他的経済水域(EEZ)に
着水したとみられる。
韓国軍合同参謀本部によると、北朝鮮は
平安南道(South Pyongan Province)から東に向けて
ミサイルを発射。
韓国聯合(Yonhap)ニュースは同本部からの情報として、
韓国軍が対抗措置として「精密攻撃」ミサイル発射演習を実施したと
伝えた。
米国防総省は、ミサイル発射により北米や米領土、米国の同盟諸国
への脅威は生じなかったとしている。
だがジェームズ・マティス(James Mattis)米国防長官は、
ミサイルの高度は過去最高に達したと指摘し、
「全世界を脅かす」こともあり得る進展だとの
見解を示した。
ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は発射を受け、
「われわれは対処する」と警告。
レックス・ティラーソン(Rex Tillerson)米国務長官は、
北朝鮮の核問題の解決に向けた外交的手段は依然として
「実行可能」だと強調した。
また米国によると、
国連安全保障理事会
(UN Security Council)は、
日米韓3か国の要請を受け、緊急会合を29日午後4時半
(日本時間30日午前6時半)に開くことを決めた。
北朝鮮によるミサイル発射は2か月ぶり。先週には、米国が北朝鮮に
対し新たな制裁を科すとともに、同国をテロ支援国家に指定したばかり
だった。
韓国の趙明均(チョ・ミョンギュン、Cho Myoung-Gyon)統一相は
前日の28日、北朝鮮がミサイル発射を準備している可能性が報じられた
ことを受け、同国での「注目すべき動向」が検知された
ことを認めていた。
(c)AFP
AIで自殺防止、フェイスブックが各国で導入 兆候を早期に発見
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フェイスブックのロゴ(2017年11月20日撮影)。
(c)AFP/LOIC VENANCE
2017年11月28日 11:27
発信地:サンフランシスコ/米国
【11月28日 AFP】交流サイト(SNS)最大手の
米フェイスブック(Facebook)は27日、人工知能(AI)を活用
したユーザーの自殺予防策を導入すると発表した。
AIがユーザーの書き込みや動画に自殺の兆候を見つけると、それを
人間に通知し、専門家らがより迅速に対応できるようにする仕組み。
米国から欧州連合(EU)を除く世界各地に広げていく。
フェイスブックの製品担当幹部ガイ・ローゼン(Guy Rosen)氏は
「パターン認識技術を利用して、自殺をほのめかすような書き込みや
ライブ動画を特定する」
と述べている。
本人の書き込みのほか、ユーザーがほかの人から悩みを抱えているか
を尋ねられているコメントなども見つけるという。
フェイスブックには既に、友人が自傷行為を行う可能性があると判断
した場合、ユーザーが通報できる機能がある。
AIを活用すればこちらも迅速化でき、人間なら見落としてしまうような
兆候もつかむことができる。
フェイスブックはAIを用いた自殺予防の取り組みを、最終的には
プライバシー規定でデータの利用が制限されているEUを除くすべての
地域で導入する計画だ。
同社のマーク・ザッカーバーグ
(Mark Zuckerberg)最高経営責任者(CEO)は以前、
「自殺のようなひどく悲しい出来事が起き、中にはライブ配信されていたもの
もあった。起きていることに誰かが気付いてもっと早く通報していれば、
防げていたかもしれない」
と述べ、より優れた方法としてAIに期待を示していた。
(c)AFP

新たなサンゴ移植法、豪グレートバリアリーフ再生に期待
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オーストラリア、グレートバリアリーフのサンゴ礁
(2014年11月20日撮影、資料写真)。
(c)AFP/SARAH LAI
2017年11月27日 11:51
発信地:シドニー/オーストラリア
【11月27日 AFP】オーストラリアの研究チームは26日、
グレートバリアリーフ(Great Barrier Reef)の一部で
繁殖させたサンゴを別の海域に移植することに成功したと発表した。
世界的な損傷が指摘されている生態系の修復を目指すプロジェクトの
一貫として実験が行われた。
実験は、オーストラリア東海岸沖の
ヘロン島(Heron Island)周辺の海で行われた。
研究チームは昨年後半、サンゴの卵と精子を大量に採取し、それらを
受精させて幼生になるまで育て、損傷を受けているサンゴ礁の海域に
移植した。
移植から8か月後、研究チームは水中に設置された網状の囲いの中で、
若いサンゴが成長しているのを確認した。
研究を率いた
豪サザンクロス大学(Southern Cross University)の
ピーター・ハリソン(Peter Harrison)氏は、
「この新たな調査の成功は、グレートバリアリーフだけに適用するもの
ではなく、世界的な重要性を持つ可能性もある」
と語った。
ハリソン氏によると、従来の方法はいわゆる「ガーデニング方式」で、
健康なサンゴの枝を折って移植・再生を期待するものや、別の施設で
サンゴを育ててから移植するものだったため、今回のようにサンゴの幼生
を用いて大規模に回復させる方法とは異なっていると説明した。
実験はフィリピンの海域でも行われた。
ここではダイナマイト漁によってサンゴ礁が大きく損傷していたが、結果は
良好だった。
研究チームは「これらの結果は非常に期待が持てるもので、サンゴの
幼生をより大量に投入すれば、より多くの若いサンゴの生育につながる
ことが、われわれの研究によって示された」と述べ、今後、より広域での
回復にも寄与できる可能性があることを指摘した。
地球最大の生体構造であるグレートバリアリーフでは、気候変動による
海水温度の上昇によってサンゴの白化が2年連続で確認されている。
(c)AFP
185歳、世界最高齢のゾウガメ「ジョナサン」 英領セントヘレナ島
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英領セントヘレナ島で、総督邸の庭で過ごす
推定年齢185歳のゾウガメ「ジョナサン」
(2017年10月20日撮影)。
(c)AFP/GIANLUIGI GUERCIA
2017年11月26日 16:27
発信地:ジェームズタウン/セントヘレナ島
【11月26日 AFP】南大西洋の
英国領セントヘレナ(Saint Helena)島に生息するゾウガメの
「ジョナサン」は、おそらく存命する陸生動物では世界最高齢だ。
遠路はるばるこの孤島を訪れてでもジョナサンを見たいと思う観光客も
少なくないだろう。
正確な年齢は誰にもわからないが、ジョナサンの推定年齢は185歳。
この10月、南大西洋の孤島だったセントヘレナについに飛行場がオープン
したことから、ジョナサン目当ての観光客が大挙すると予想される。
セントヘレナ島で最も有名な住民のジョナサンは、総督の邸宅の
緑豊かな庭でのんびりと暮らしている。
ジョナサンの食事は総督邸の厨房で用意されたニンジンやレタス、キュウリ、
リンゴ、洋ナシなどだ。
5ペンス硬貨や入国スタンプの図柄にも描かれ、20世紀初めの白黒写真
にはボーア戦争(Boer War)の捕虜とともに写っている。
ジョナサンは西インド洋のセーシェル(Seychelles)生まれと
みられているが、セントヘレナ島にやってきた経緯は謎のままだ。
フランス皇帝ナポレオン・ボナパルト
(Napoleon Bonaparte)が流刑され1821年に死を迎え
同島に来た年にも諸説あり、不確実な情報ながら1882年とする説もある。
人口4500人の同島でただ一人の獣医師である
キャサリン・マン氏によれば、ジョナサンはゾウガメの平均的な寿命150歳を
大幅に超えており、目は見えず嗅覚もほとんど失っているが、それ以外は
健康状態も良好で聴覚も衰えていない。
ジョナサンが著しく長寿である理由は、ストレスがなく空気もきれいな
セントヘレナ島の環境によるところが大きいのではないかと、マン氏は
みている。
(c)AFP/Beatrice DEBUT





