お腹の張りはどうして？

お腹が張って苦しいとか、お腹が出てきたとか言う人が多くいます。

お腹の張りはお腹の中の何か？が
本来有る量より増えているから起こります。

急にお腹が膨らんできてずっと続くようなら腹水の疑いが有ります。
何らかの原因でお腹の炎症によって出てきた水が溜まるのです。
最近では少なくなりましたが
アル中で肝硬変の人がお腹がぱんぱんに膨れあがっているのをよく見ました。
まるで妊娠しているかのようにお腹の皮が張り裂けそうにぱんぱんになるのです。

中身は水なので抜いてしまえば直ぐに良くなりそうですが
簡単に抜いてしまうとバランスが崩れてしまい症状を悪化させてしまうのです。
腹水を含めて身体全体がバランスをとっているのです。

そこまでひどい状況でなくても
お腹が張って苦しいときには
・食べ過ぎで胃がふくれている
・便秘で腸がふくれている
・その他に腸が炎症を起こして腸の壁が腫れることがあります。

食べ過ぎや便秘の場合は時間が経てば解消してきます。

しかし腸の炎症は繰り返すことが多くて刺激次第では
何時も張っている感じがするかも知れません。

腸の壁は薄いのですが腸全体の壁が少しずつ腫れることで
全体としては大きな容積になってしまいおなかを中から圧迫するのです。

腸炎は実は良く有る状態で傷んだ食べ物を食べたり刺激の強い食べ物でも起こります。
胃液が出過ぎの人はそれによって腸が炎症を起こしたり。
肉を食べると消化液として胆汁や膵液が出るのですが
それらの消化液に腸が過敏に反応して腸が腫れる人もいます。

便秘になると便によってお腹が張ることはよっぽどの便秘でなければ起きません。
それよりも便秘によって腸が炎症を起こしていたり
炎症によって腸の動きが悪い為に便秘になって入る事があります。

お腹の張りで特に何とも言えない不快感があるものは
何らかの腸炎が原因かも知れません。