「風邪を引いて、熱があります。
喉も痛いので、今日は電話はできません。」
そんな嘘のメールを、
母に送りました。
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こんばんは。
カウンセラーの松本さわこです。
（自己紹介は、こちら♪）
数年前から、
病気と共存している母は、
検査の結果のたびに、
電話をしてほしいといってきて、
昨日も、夜に電話をする予定でした。
でも、
私自身、
母の話を
右から左に流せるほどのエネルギーがなく、
いつもの
「もう長くない・・・。」とか、
「もう覚悟するしかない・・・。」
というのを、
妖怪かわいそう、
詐欺グループの一味、
好きでやっているから、流せばいい、
の境地で聴けそうにありませんでした。
だから嘘をつきました。
嘘のメールを送ったら、
母より、
「お大事に、無理しないで。」
というメールが返ってきました。
胸がちくりと痛んで、
何度も、心の中で、ごめんねを言いました。
嘘をつくなんて、
何百回も何千回もしているのに、
昨晩は、自分の体調なども影響して、
ものすごい罪悪感でした。
でも、
どこかで、
すごくホッとしている自分もいて、
そして、
恐ろしいことに、
「もう母がいなくてもいいかな」なんて、
一瞬でも考えてしまったくらいです。
そんなことを考えてしまった自分に
また罪悪感を
もってしまい、
なんだか、
罪悪感で、本当に風邪をひきそうだ、
と思いました。
（引いてないけど。。。）
母の役にたつこと。
いつも母を支える娘であること。
いつも母を励まし、元気づけること。
母の望む「私」であること。
いつもじゃなくていいんだよ。
そうしてあげたい、
そう思う時だけでいいんだよ。
チクリと胸が痛むたびに、
その言葉を
かけています。
母のことは、とても愛しています。
いなくなったら、悲しいし、寂しい。
でも、
こんなふうに
嘘をついて、
すこし距離をおきたい時もあります。
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