結局、こちらの本をじっくり読み直すうちにすっかりアドラー心理学に魅せられまして…

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え/ダイヤモンド社

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アドラー心理学に関する長文なので、気になる方だけお読みくださいアセアセ



アドラー心理学は、仕事や子育てなどといったカテゴリーに関係なく、まさに「生きるための教科書」といった感じですキラキラ

いや~、何故今までアドラーを知らなかったのか…いや、今知れて良かったのだと思います。


ここではわかりやすく “子育て” についてのアドラーを簡単に書いてみますね。




まず、一番の衝撃。

✏️アドラー心理学では、子供を叱る、褒めることを否定します。




これだけ、子供は褒めて育てろと言われている時代。褒める=自己肯定感を持てるようになるからで、私も褒める事は良い事と信じて疑っていませんでした。

叱るのを否定するのはまだしも、褒める事を否定するとは…!?おいおい、アドラーって大丈夫か?と思ったのですが、、その理由はシンプルでした。



✏️アドラーは、大人も子供も、人類、その他生物、全てを “違うけれども対等である” としています。




立場は違えど、皆おなじ共同体(仲間)であり、意識の上では対等であるべき、という事です。

なので、対等である子供に対して上から目線で叱ったり、褒めたりするのはおかしいって事なんですね。

じゃあどうすればいいの?という事に関しては

叱る→お願いする
褒める→感謝する

という対応に変えるんですね。
対等である子供、互いに尊敬し合う親子なので、お願い、感謝という形が理想的というわけです。



むしろ、褒める行為にはアドラーは警鐘を鳴らしています。
褒められたら嬉しい、自分には価値がある、でも褒められなかったら自分には価値が無い、とにかく褒められなければ…と焦り、例えばテストではカンニングをするとか、自ら歪んだ競争社会に足を踏み入れてしまうことになると。

✏️アドラーでは
競争、他者承認欲求を否定しています。


他者に認めてもらおうと必死になる必要は無い。ありのままの自分を受け入れ(自己肯定ではなく、自己受容)られる人はわざわざ他者に承認してもらう必要など無いとしています。

競争の代表格オリンピックなども、他者との競争ではなく、あくまでも自分自身の技量を試す場である、というわけですね。



つまりは、

星子供達は、自分自身を他の子と比べたりすることなく、また、親や先生に認めてもらおうと必死になる必要もなく、自分には能力があると自分自身を信じれる力を持ち、また、仲間である他者の事も信じる事ができ、他者のためには貢献し、やりたい事に勇気を持って挑戦していける力を付けてあげたい、

そうした考えを子供が持てるように育ててあげましょうよ、というのがアドラーなのですね。



ひゃ~~素敵おねがい




そしてもう一つ大事な考え方として「課題の分離」があります。


✏️この物事は誰の課題なのか、をはっきりさせ、他人の課題には介入するな、という考えです。




簡単にいうと、子供の宿題は「子供の課題」であり、親の課題ではない。最終的に宿題をやらないで困るのは子供。
だから親が子供に「宿題をやりなさい」というのはおかしいんですね。

アドラー的な回答があるとすれば
「宿題をやる、やらないはあなたの課題だから、お母さんはもう何も言わないね」と言ってひたすら見守る、という事になります。
親は子供の短所を長所と見て(見方を変えて)不必要な援助はなるべくしないのがベター。
同時に「もし、お母さんに何かできる事があれば言ってね」と、いつでも援助するよと伝える事が必要だと。



長くなるのでこの辺にしておきますが、この他にもまだまだ目から鱗ワードがたくさんでした爆笑


アドラーは一見、理想論のようにも思えるし、実際に体得するには実年齢の半数(私なら17年アセアセ)かかると言われていますが、、とはいえ、押し付け的なポジティブではなく、自己受容しながら前向きに生きていける心理学だなぁと感じました。

また、アドラーは刹那の心理学とも言われ、

✏️過去も未来も見ないで、とにかく今を真剣に生きなさい、としています。

過去の自分がどうだったかは関係ないのですね。
そして他者に貢献することで自己受容でき(貢献感=幸福)今自分にできることは何なのか、だけを考えで生きていけば良いとしていますキラキラ


少しでも気になる方は是非ご一読を!!
私はとりあえず、長女を叱る回数は減っています。笑
毎日、妹をいじめますがね…ガーン


私は本を読んだ際は “読者ノート” を付けて要点をまとめているのですが

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(殴り書きなので字はヒドイもんです…)
最近読んだ本はどれも私の人生に大きな影響を与えてくれそうですおねがい