二年前の今頃

おとんが健康診断の結果肺癌かもしれないと告知された

あんまり自分のことを話さないおとんだったけどたまたま家にいたあさみに「お父さん肺癌かもしれないって言われちゃった」

震えた…

癌…?

でも検査してみないとわからないでしょ?っておとんに言った瞬間

おとんが泣いた

「ごめん…」って謝ってきた
おとんの涙を直接みたのは初めてだった

なんて声をかけたらいいのかわからなかった


その日からおとんのことが心配で心配で仕事中も家にいるときも癌のことが頭から離れなかった

おとんが癌なんて信じられなかった

信じたくなかった

あさみは看護師だから癌の知識はあるし癌は怖い病気であることもわかっていた

検査の結果も先生から
「手術してみないとはっきりとは言えないけど癌だと思う」
って


家族みんな泣いた


でも一番辛いのはおとんだからって
みんな普通に振る舞った


とにかく手術して悪いところ取れば大丈夫だって家族みんな信じてた


そしておとんは手術をした

待合室でおとんの手術が終わるのをずっと待っていた

三時間くらいして先生が取った肺の一部を持って家族に説明にきた


「癌じゃなかったよ 良性の腫瘍だった」


みんなびっくりしてた…なんだか腰抜けしたのを覚えている


手術が終わって帰ってきたおとんに
癌じゃなかったよって声をかけたら
「あー願いが叶った~」ってすごく喜んでいた





今ふと二年前のことを思い出してblogに綴ってみたが


やっぱりおとんが癌と告知されたときは本当に辛かった


周りの友とかスタッフにも一部にしか言えなくて普通に振る舞うことで精一杯だった


それを考えると…

あさみが癌と告知されて
おとん
おかん
さとちゃん

想像を絶する思いを抱いてたんだろうな

あさみの前では普段と変わらない家族

きっと色々考えていっぱい泣いていっぱい辛い思いをしてきたんだろうな


それを思うと申し訳ないという思いとこれからしっかり親孝行しないとなぁって

家族って本当に素晴らしい存在なんだ

もう辛い思いをさせたくないな…

そんなこんなをボーっと考えている今日この頃