この記事の続きを書きます。しかしね、まいったですよ。この事件は。
iPodをライブのセットリスト通りに曲順組んで、高速で、ノリノリで帰ってたんですよ。
「あーもう着くな~」って時に、ウチの専務(取締役なんですけど自分でそう呼んでいる)から一本の電話がありました。
専務「遅くにすいません、、、、問題が.....。」
私「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・、どうしたの?」
専務「会場に設置されている、大切な絵が破けてます。。。」
※この日はイベントの設営物を撤去する日で、その会場に高価そうな絵が飾ってあったんですね。
私達は設営前に取りたい!と申し出たんですけど、会場側は「このままで」との事で、取らなかったんです。
私「マジかよ・・・・・・・。それやばいな。ちょっとクライアントに電話する」
専務「すいません(泣)」
クライアントに早速電話しました。
クライアント「私はいいんだけどさぁ、、、別に絵に興味無いし。ただ、上が何て言うかなぁ....。もしかしたら、取引停止って言われちゃうかもよ。」
最悪の状態です。
故意で無いにしろ、ウチの管理を問題視されるのは当然の事でしょう。
このクライアントはですね、ウチの売上の半分ぐらいを占めている「超重要」顧客なんです。
当然切られたら、大打撃。
下手すると、会社の存続にまで発展する可能性(それは大袈裟かな)があります。
※まぁ、このクライアントに偏り過ぎて、リスクの分散が出来ていない事がそもそも問題なんですけどね。
さて、どうしようか。。。。。悩みました。
今まで、こんな感じの諸問題の時は、必ず私が出て行き、頭を下げ処理してきました。
ただ、今回一つのカケに出ます。
確かに、最終的には私がケツを拭かなければ行けない事ですが、問題を起こしたのが事業責任者である「取締役」である以上、彼に「責任を取りなさい」と電話で言いました。
彼は責任=退職と考えたようですが、私が言った責任とは、そうではありません。
その事後フォローについて、責任を取りなさいと言う意味で言いました。
「問題が起きたのはしょうがない。その後の事後フォローが大切。」
と言った上で、「下記の書類を、明日、クライアントの上司が出社する9:00前までに準備しなさい」とクライアントからのアドバイスもあり指示しました。※この時の時間、24:00を回ってました。
◆破損経緯書
なぜこのような形になってしまったのか?
理由がわからないにしても、憶測で良いから細かく明記する。
◆復旧についての報告書
1、その絵を復旧する事が出来るか?
2、復旧出来るのであれば、何日ぐらい掛かるのか?
3、復旧のコストはいくらか?
24:00を回っているので、当然、取締役は「今、24:00です。今からじゃどこにも連絡付かないので、無理です!」と言いますよね。
彼は取締役です。こんな会社が存続するかどうかの瀬戸際に無理!と言う言葉は有り得ません。「どんなやり方でもいいから、まとめろ!」と突き放しました。
私は、直ぐに会社へ戻り、このクライアントからの仕事が無くなった場合、会社はやっていけるかどうか?
をサっと計算し、資金繰りの面も見直しました。
「うん、この状況であれば、いなくなっても食べて行けるな」
と最悪の状況を想定した資金・事業計画を練った物を最悪のケースの武器として持っておき、翌日の報告へ望もうと思ったのです。
まぁ、ある種の腹をくくったって事ですね。
彼とはその夜連絡を取ってません。
今後もパートナーとしてやって行く事になる彼を試してみたかったというのもあります。
ここで逃げ出したらそれまでです。
と言っても、、、心配な私は、経緯報告書と復旧報告書をネットで調べたぐらいしか書けなかったですが、翌日、朝5:00に会社へ行き書類を作り、取締役と約束した時間に先方へ向かいました。
待ち合わせて見ると、、、、、、、、、、、、、、、、、
「ピカー」
取締役が坊主にしてます。
笑うまいと思ったんですけど、
やっぱり爆笑してしまい、、、、、、、、、、、、、、、
彼の坊主頭を見てると、涙が出てきてですね。。。
それと同時に、何かどうでもよくなってですねぇ。。
当然、彼は約束した書類も作ってました。
(絵は復旧可能。復旧作業は3週間。コストは100万ぐらい。)
(私のは鞄にしまったままにしておきました)
そんな中、腹もククッタんですよ。
「いいじゃん、別に取引停止なったって。まだまだこれからこれから。」
「取りあえず誠意だけは尽くそう!」
結局ですね、、、、、、、、、、、、、
事は丸く収まりました。
昨晩起きた問題にも関わらず、上記2点の準備をして配慮してきた事が勝因でした。
クライアントの上司も、「問題が起きたのはしょうがないよ。形ある物は壊れるんです。それよりも迅速な対応をしてくれた事に感謝します。これが今日・明日とかの対応だったら、私の上司とか別の人間が騒いでいたでしょう。」
私も取締役も、ちょっと目に涙が・・・・・・・。
でも、ホント問題にならないで良かった。。。
このクライアントに出会ったお陰で、我々の短期間での飛躍があった事は言うまでもないのですが、売上が偏っては危険だと初めて思いました。
リスクの分散を必ずやる事と良く言われますが、本当にその通りですね。
早急にでも営業力を強化して、リスクの分散を図っていかないと。。。
あーーーーーーーーーーーー、しかし肝を冷やしました。
一生忘れられないでしょうね。この日は。