マブスが4-2でチャンピオンになった訳だが、学ぶべき事が多々あった。正に「チーム」の勝利。気持ちの勝利かと。

長くなるよ(笑)

第4Q。
十分にヒートも逆転出来るチャンスがあったのに、まったくチームプレイが出来なかった。
スリーキングスのONEonONEばかりの攻め、ディフェンスリバウンドは、皆で「お見合い」。
リバウンドは「自分の仕事じゃない」みたいな感じ。全員が。
スリーキングスは、チームがリバウンド奪取する前にもう走ってんだもん。
自分で取りに行けっての(笑

それに比べマブスは、各々の役割をちゃんと理解し、必死でボールを皆で追っかけてた。
それが、セカンドチャンスを多く生み、オフェンスの回数を倍増させた。
リバウンドに信用があるから、結果良く入る。
ディフェンスも同じ。マブスはスリーキングスを全員で封じ込めた。
攻めあぐんでたもんな、ヒートは。

そんなチームプレイの勝利を見ると、去年のロッテの日本一を思い出す。ロッテのスローガンも「和」だったな。マブスも「和」の勝利かと。

チームが向かわなければならない方向性を理解しない「スタープレイヤー」は、どんなに優秀でもチームには必要無いって事を証明した。
5人しかコートに立てないバスケに、スタープレイヤーは3人も要らんのよ。


マブス。
ノビツキーの土壇場での心の強さ、J・キッドの全体を見渡す「冷静さ」と、どんな状況下でも「まだ勝てる」と思う心の強さ。そして、ベンチメンバーの活躍(これが大きい)。
ノビツキーは凄いプレイヤーだね。33歳にして、初めてのチャンピオン。
毎試合そうなんだけど、第4Qの勝負強さは、一時のラリー・バードを見てるようだった。
あれ?ジェイソンキッドもそうだっけか?39歳。

スターターも良かった。
とにかくリバウンドを頑張った、ショーン・マリオン、タイソン・チャンドラー。
ノビツキーがダブルチーム、トリプルチームに合ってるときに、ヒョイとペネトレイトして決めてくる、ジェイソン・テリー。
J・キッドの控えガードで、アップテンポなバスケにリズムを変える、ホセ・バレア。
ホセに踊らされてたもんな、ヒートは(笑)

んで、ヒート。
とにかく、スリーキングスの激しいバスケがまったく出なかった。
なんて言うんだろう、、、、、アイコンタクトって言うのかな、かみ合ってないと言うか。
結局、パスする先に困って、自分でペネトレイト→止められてフリースロー外す。
更に困ってスリー→リバウンド取れないもんだから、速攻食らう。

昔あったじゃないすか。
スラムダンクで、三井が花道のリバウンドを信用してるから、何の迷いも無くスリーを打て、結果良く決まる、みたいな。
あれの逆。

結局、レブロンは神様ジョーダン、天才コービーを超えられないね。




とにかく、歴史に残る、素晴らしいファイナルだった。
再放送もじっくり見よう。

あー、なんかマブス好きになっちったなー。こりゃ。

あ、それと、タイロン・チャンドラーがニック・デービスに激似。