日本電産が世界No.1のモータメーカーになった3つの理由
この記事は3分で読めます。ご存じの通り、日本電産は世界No.1の総合モータメーカーです!HDD用精密小型モータではシェア80%、近年では、EPS(電動パワーステアリング)などの自動車部品にも取り組んでいます。今回は、「日本電産 永守重信 世界一の方程式」 日経BP社の感想や要約の意味も込めています。1.価値創造経営2.大胆かつ精細なM&A3.グループ会社のシナジー強化1.価値創造経営会社は通常、 人材価値を上げる(社員の意識を高める, 優秀人材の登用) 顧客にとっての価値を上げる(新市場, 新製品, 新技術) 市場価値を上げる(株価を上げる) 財務価値を上げる(利益を上げる)というループによって成長してゆく。しかし、Nidecの場合はこの初めの一歩が違う。Nidecの場合は、4→1→2→3の順番で達成しく。第一に利益を上げることを最優先する利益を上げるためには、・ 売上高を上げる・ 経費を下げることが重要になる。(当たり前ですがw)Nidecは、特に2番目に厳しい。買収したグループ会社に行う再建方法を例に挙げよう。「経費削減プロジェクト」と呼ばれていて、"経費削減"と"購買費削減"を並行して行う。経費削減では、社員全体に呼びかけ精細にかつ大胆に削減を行わせる。購買費削減では、購買を購買部のみに任せずに各部署に購買を行わせる。購買前に幹部に申請を出す。つまり、会社全体に経費を削減しようという意識を埋め込むことが出来ている。これはグループ会社再建の際だけでなく、本社でも行われている。2.大胆かつ精細なM&A永守さんは、見かけに依らず昔は小心者だった。逆にそれが準備を怠らない精神に結びつき、現在に至っている。それはM&Aについても言えることだ。永守は適当でいて非常に緻密なM&Aを行っている。"分野"と"地域"の二面性から買収会社を決めている。分野:中小型, 大型, 制御機器, オートメーション地域:米国, 欧州・中東, アジアという具合だ。こうすることでパズルのピースを嵌めるように買収を行ってきたのだ。簡単そうだが企業や時期を見誤れば、大惨事になる。これを平然とやってのける永守が相当な準備をしていることは明らかだ。3.グループ会社のシナジ―強化グループ会社は買収された後、まずは洗礼を受ける。経費削減プロジェクトである。これにより数年でその会社は黒字に転換する。そして、その会社はNidecの犬になるのだ。他の企業と違うところは、それぞれの協力体制にある。3つ紹介しよう。1つ目は、共同受注だ。例えば、A社が中国に工場を持っていて、B社が中国で製品を生産したい。その様な時に、A社の工場をB社で利用することが出来る。グループ会社に受注申請が出来るということだ。2つ目は、共同購買だ。当然、大量受注を行えればそれだけ経費を削減できる。Nidecはそれをグループ企業合同で行う。おそらく、これは幹部に購買申請した際に行われる処置だろう。先程の購買費削減と矛盾する話ではない。3つ目は、共同開発だ。例えば、日本電産アブトロンのシステム技術と日本電産モータのモータ技術を融合させることが出来る。このように、日本電産本体とグループ会社の縦の関係だけでなく、グループ会社間の関係を使った横の関係を強化出来ている。「一体経営」である。以上、1.価値創造経営2.大胆かつ精細なM&A3.グループ会社のシナジー強化の3つの点に絞って日本電産の成長の原点を見てみました。永守の経営方針には、社員をやる気にさせる力があると感じました。それは価値創造経営から見てもわかります。自身の思想を社訓として伝えるだけでなく、制度として体現できています。また、M&Aとシナジ―強化から見ても、グループ会社全体を上手く取り込めている。だからこそ、いざという時に連携を取ることが出来るのです。//まとめ程度のレベルですが、本の内容と調べた内容から日本電産の特色を纏めてみました。