人事評価と中小企業経営について感じていることがあります。
中小企業のうち中規模以下の企業の多くには、いわゆる人事評価制度が無いようです。
どうしてなのでしょうか?
企業経営に必要なものは?というアンケートを取ると必ず上位に”人材”がランクインします。
企業経営に人材が必要なことは分かっているのに、会社の制度として人を扱う仕組みが整っていないのは自己矛盾を抱えているということにほかなりません。
人事評価に関する書籍をみれば、給与を査定するという機能に絡めて人材の育成を実現するところまでセットで考えられていないと意味がないというようなことが大抵書いてあります。
アンケートを取ってみた訳ではないので、正確なところは分かりませんが、今まで200社ほど企業経営に直接係わってきた経験からすると・・・
・昇給があってもその原資が確保できないので、評価をする仕組みは作れない
・仕組みを構築する暇がない
・仕組みを構築しても評価に裂く時間がない
こんな感じでしょうか?
一番は、評価によって昇給することになってもその原資が確保できないという理由が大きいと思われます。
これを見てどう思いますか?
なるほど、そうか!中小企業経営は厳しいからね~と思われますか?
そんなことはありませんね。昇給原資を確保する成果を上げた者について評価アップしてあげれば良いだけのことです。
直接利益に結びつくような職種ならいいけど、総務や経理といった間接部門はどうするの?という疑問が次にきます。
また、ある者は業績向上に寄与したが、他の者は業績をダウンさせるような結果を出し、トータルでは業績ダウンだった場合はどうするの?という疑問も湧いてきます。
こんな事を考え出すと面倒になってきますね。
だから専門スタッフを確保できる大企業と違って、経営者自ら動かねばならない中小企業経営者はなかなか人事評価制度の構築に着手できないんでしょうね。
