2015年6月7日(木)~


 スマトラ島メダンの空港に到着した私は、予想だにしなかった入国審査に引っ掛かるという事態に遭遇しましたが、それでもなんとかパスした私は、遅ればせながらターミナルビルの外に出ましたが、もうバスの姿が見当たりません。
  (・_・;)


 仕方ないので、「どこ行く?」と日本語で声を掛けて来た運転手のタクシーで市内に向かいました。

 宿は、ポンドック・ウィサタ・エンジェル(Pondok  Wisata  Angel、地球の歩き方掲載)と言うゲストハウスです。

 すぐにチェックインして、部屋に向かいますが、これがチョー狭い!
  ( ̄□ ̄;)

 シングルルームで672円。この旅行中、最安値でこれまで泊まったドミトリー(ベッド貸し)よりも安いのですから文句を言えた義理ではありませんが、荷物を置いただけで床に隙間が無くなるので、ドアの開閉も不自由になる有様です。


 ♡宿泊費が安いので、これで良しとしなければと思うのだが。

 ベッドも三方を小汚い壁に囲まれているのでその圧迫感は半端ではありません。まるで独居房どころか棺桶の中で寝ているようなものです。
   ┐( ̄ヘ ̄)┌ 


  ♡ナンマイダブ。ドミトリーと一緒?いや、ドミトリーのベッドのほうが開放感はあるぞ。

 壁に取り付けられている扇風機も、風速調節や首振りの機能が壊れていましたので出来るだけ直接、体に風が当たらないようにしていたのですが、いつの間にか体に風が直撃する位置に戻ってしまい、翌日は風邪をひいてしまいました。
  
( ̄^ ̄)


 さらに洗面台が無いのです。部屋の中はもちろん、外にも共同のものさえ見当たりません。後日、この宿のクーラー付きのもう少し広い部屋(ダブル)に泊まったのですが、やはり、その部屋にも洗面台は在りませんでした。スマトラ島の宿泊施設には洗面台というものが無いのでしょうか?(さすがにある程度の宿ならあるだろうが)

 歯を磨く、ひげを剃る、顔を洗うといった事が不自由で堪りません。(もちろん、鏡も無い)

 結局、水はどうしたかと言うと、便器の近くのおしりを洗うための蛇口に付いているホースから出る水を使うしかありません。(これしか、使える蛇口がない)

   (  ゚ ▽ ゚ ;)

 さすがに、歯磨きはミネラルウオーターを使いましたが。

 最初は抵抗もありましたが、人間、すぐに慣れるものです。(水道水には変わりない)
  (b^-゜)

 ちなみに、この宿には白人女性客も何人か泊まっていたのですがどうしているのでしょう。

 翌朝、宿のフロントで頼んでおいた車でトバ湖へ出発です。行程約200kmで4時間程、960円の料金です。

 ところが、ここで、またもや痛恨の失敗をやらかしてしまいました。
   (T_T)

 出発の時間を宿の人に聞いて確かめていれば良かったのですが、予約確認書に9:AMと書いていると思ったので、すっかり9時出発と勘違いしてしまったのです。

 実際には、8時10分出発だったのですが、どう見ても9:AMとしか見えなかったのです。(どんな書き方をしているのか)
  ( ̄へ  ̄ 凸

 この日は月曜日ですので、私が勘違いしている9時出発だと、時差の関係で、日本時間の午前11時近くまで、東京市場でのトレードが出来ます。

 私は、ドライバーがピックアップにやって来る30分前まで、カフェーになっている一階でトレードをして、それから部屋に上がって荷物をまとめるつもりでした。(Wifiはカフェーでしか利用出来ない)

 すると、思いも寄らず1時間も前にドライバーが迎えに現れたではないですか。外を見ると、車の中には二人の同乗者の姿も見えます。
  (  ゚ ▽ ゚ ;)

 私は、ドライバーに少し待ってくれるよう頼み、大童でテーブルの上を片付け(マウスやら取り付け式のUSBやらノートやらけっこうある)、最後に忘れ物が無いか確認して部屋に上がって行きました。後で大事な物を忘れているのに気付くのですが・・・。
  (><;)

  それとは気づかぬまま、私は慌てて荷物をまとめ、車に乗り込みました。

   ─=≡Σ((( つ•̀ω•́)つ

 車に乗っているのは私とドライバー。そして、オーストラリア人と韓国人の男性です。

 車は、一路快調にトバ湖に向かいます。が、飛ばし方が半端ではありません。

 道は一応、舗装された2車線ですが、カーブも多い上に、交通量もあります。さらに、バイクもふっとばしています。

 そこを、どんどん追い抜いて行くのです。

 カーブになっていて、先が見えなくても関係ありません。

 対向車が来てもお構いなしです。相手も速度を緩めようとはしません。完全なチキンレースです。怯んだ方が負けです。
  (・・;)

 私は、思わず万が一の事を考え、安全ベルトの確認をし、頭の中で衝撃予防態勢を考え、手足を突っ張る、顔面・頭の保護はどうすれば、とおさらいです。

 そして、車がぎりぎりでかわすと、オーストラリアから来た男性と思わず目を合わせ、「ナイス ドライビング テクニック」と言い交わすのでした。
  
Y(>_<、)Y

 やがて、車は上り坂に差し掛かります。徐々に車中から見える木々も松の木が多くなり、見掛ける人達の服装も長袖に変わってきます。

 天気は、先ほどから小雨が降ったり止んだりです。

 先に進んでいると、突然、鈍色の湖面が眼下に広がりました。トバ湖です。この湖は琵琶湖の1.7倍もあり、世界最大のカルデラ湖だそうで今から7万4千年前のスーパーボルケーノの噴火で出来たそうですが、吹き上げられた噴煙によって6年間も太陽光が遮られ、人類の六割もの生命を奪われたそうです。

 

 今日、行こうとしているサモシール島も沖に見えています。何でも、このサモシール島はシンガポールとほぼ同じ面積だそうです。

 私達が乗った車は、やがて坂道を下り始め、パラパッと言う町に在るサモシール島行きの船着き場に到着しました。

 韓国の男性は、今日はこの町に泊まるとの事なので、ここで分かれ、私とオーストラリアの人が連絡船に乗りました。

 船が出発するとすぐに雨が激しくなり、肌寒くなって来ます。

 

20分ほどすると、船は目指すサモシール島の小さな半島状に突き出たTUK TUKと言う所に到着です。

 船から見ると、湖岸にはリゾートからゲストハウスまで宿泊施設が並んでいます。何でも70年代にはヒッピーに愛された場所だったとか。もちろん、今よりずっと素朴な場所だったのでしょうが。(マリファナなどもやり放題だったらしい)

 船は、決まった場所の桟橋に着けると思ったのですが、特に決まった場所は無く、乗客の宿を聞いては直接、そこへ乗付けてゆきます。

 ♡別の日のサモシール島の様子。

 私は、予約サイトで「サモシール・コテージ」と言う、一泊2,400円の宿を予約していたので、そこで降ろしてもらいました。

 オーストラリア人の男性も特に宿を決めていなかったのですが私と一緒に下ります。

 私が泊まったコテージはすぐ前が湖で部屋も広く、有り難い事にシャワーが温水でした。


 
 

 
 
  
♡翌日の部屋の前の風景。バナナボートもあるが、この湖は高度900m以上に位置するので、水はかなり冷たい。


 ♡水上バイクも。しかし、良く見ればどこか一般的なものに比べ違和感が。分かるでしょうか。

そう、トバ湖の水上バイクは全てヤマハ製の船外機付きなのです。船外機付きの水上バイクは初めて見ます。
 

 オーストラリア人の男性は、このコテージで最安値の960円の部屋に泊まりましたがシャワーは冷水だったそうです。

 私は、しばらく辺りを歩いて周った後、ちょうどロンドン時間のトレードに良い時間になったので、Wifiの有るレストランに行き、準備を始めました。

 コンセントの近くの席を確保し、まず、PCをバックから取り出して、次に電源コードを繋いで、電源コードを・・・、な、無い!
  (。>0<。)

 いつも入れてある所に電源コードが無いのです。

 私は、バックの中味を全部、出して探してみましたが有りません。

 次に部屋に戻り、荷物を全部ひっくり返して見てみますがやはり有りません。
。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。   

 私は途方に暮れ、どうして見当たらないのか思い出そうとします。

 そして、今朝、メダンの宿のカフェに忘れたという結論に達しました。

 私の勘違いで、思いもよらず運転手が早く迎えにやって来たので、慌ててPCから電源コードを抜き、そのまま席の背後のコンセントにぶらさげたまま、部屋に上がってしまったのです。

 どうしましょう。もう、電源コードは諦めてこのまま先に進むのが良いでしょうか。

 しかし、これから先、電源コードを買えそうにありません。私の忘れた電源コードはかなり特殊な形状です。

 これでは旅行をしながらFXのトレードをするのは諦めざるを得ません。

 しかし、まだ日本に帰るのは先ですし、何より未練が残るのは、FXの利益より旅行費用が上回り、赤字になっている事です。

 もちろん、さらに赤字が膨らむ可能性は、当然、有りますが、ここでトレードを中断するのも不本意であります。

 そして結局、考えた末に、予約した二日間はここに滞在してから、もう一度、メダンまで電源コードを取りに戻ることに決めました。

 そして、同じルートを戻るのもシャクなので、別ルートからここへ帰って来ることにしました。
  (o^-')b

 私は、とんだ無駄足になったわい、と思ったのですが、さらに今度は思いも寄らぬ天変地異に遭遇し、驚かされる羽目になるとは、この時、神ならぬ身の私には想像すら出来ぬ事でした。

 
2015年6月10日(水) スマトラ島トバ湖~メダン

〇今日のFX
・+500円

計+500円 通算 44日目 +128,234円

〇今日の会計
・昼食・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・692円
・夕食(屋台メダン料理)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・134円
・デパート(ジュース、水、ビスケット他)・・・・・・・・・77円
・宿代2泊分(ポンドック・ウィサタ・エンジェル)・・・2,496円

計 -3,999円 通算 58日目 -225,283円

総計 58日目 -97,049円

2015年6月11日(木) スマトラ島メダン

〇今日のFX
-7,000円 ドル・円 売り5万 122.98円~123.12円

・+22,500円 ドル・円 買い5万 123.03円~123.48円

計16.000円 通算 45日目 +144,234円

〇今日の会計
・昼食・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・288円
・コンビニ(ガム、ジュース他)・・・・・・・・・・235円
・マクドナルド・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・261円
・宿代、ジュース、コーヒー・・・・・・・・・・・・1,536円

計-2,550円 通算 59日目 -227,833円

総計 59日目 -83,599円