♡ウブドからチャンディダサへ来る途中、小学校?の前で見掛けた先生と児童の像。本校の教育目標、うるわしき師弟愛という事なのだろうが、もう少し、何というか、可愛らしく子供を表現出来なかったものか。
ウブドでは、余り、天候に恵まれませんでした。
ウブド名物?田園地帯の散策も、途中から雨が降って来て引き返す羽目になってしまいました。
そうする内に、週末になりましたので、ウブドからチャンディダサという所へ行く事にしたのです。
ここ、チャンディダサは、バリ島南東部の海岸部にあるビーチリゾートで、ウブドから車で約1時間30分の所にあります。
ウブドから乗合バンで出発したのですが、私以外の旅行者は、全員、途中の港町、パダンバイという所で降りました。
このパダンバイは、ロンボク島への連絡船の発着場になっていて、大勢の旅行者で賑わっていました。
ここからさらに30分ほど行った所がチャンディダサです。
チャンディダサの中心部で車から降ろしてもらったのですが、ここは山が海岸にせまっている地形で、海岸と山との間のわずかばかりの平地を幹線が通り、海岸側は各リゾートが縄張りをはっているという感じで安宿は無さそうです。
何となく見当をつけて、歩いて行くと、「TEMPLE CAFE &SEASIDE COTTAGES」という宿がありました。昨日、ネットでチャンディダサの宿を探していると、一泊1、900円ほどで、この辺りでは最安値クラスの宿でしたので、ここに泊まる事にしました。
ここ、「TEMPLE CAFE &SEASIDE COTTAGES」は値段の割に設備も良く、スタッフも親切で、何よりローケーションが抜群です。
海に面していますので、部屋の中に居ても潮騒の音が聞こえます。
ところが残念な事に、浜にも降りれるようになっているのですが、砂利浜なんですね。しかも、砕ける波で砂が巻き上げられ、海の透明度も今一つです。しかも、浜が浸食されないように護岸が築かれていて景観を損ねています。
これは、ここだけでなく、どのリゾートもそうらしく、白いビーチというのが見当たりません。
シュノーケリングを楽しむにも、ビーチからではエントリー出来ず、船を貸し切って、沖に出ないとだめのようです。
♡この船を使っての、シュノーケリングツアーも催行されてはいるのだが。
最も、対岸にはレボンガンという島も見えていて、風光明媚と言えるでしょうが。
ここに来てからも、晴れ間が見えるのは午前中、ほんのひと時だけで、後は曇っていて、必ず、午後遅くには雨が降る、という天気でした。
やはり、ビーチリゾートではスカッと晴れてないと意気も上がりません。
(T_T)
そんなある日の事、私が通りに面したレストランで昼食を食べていると(ここチャンディダサには、大衆食堂っぽいのが無い)、日本人の御夫婦がやって来ました。
♡チャンディダサのメインストリート。余り、地元の人の生活を垣間見れないので、私には面白くない。
┐( ̄ヘ ̄)┌
挨拶を交わして、話を聞いてみると、旦那さんは画家で、ここバリ島には何回も訪れているとの事。
何でも、元は高校の美術教師で、三十代になるかならないかで退職し、後は、この道一筋だとか。それゆえでしょうか、好きな道に打ち込んで来た自信、ゆとりからか、実に屈託のないお人柄です。何となく芸術家というと気難しそうなイメージでしたが、そんな事は全然ありませんでした。
今回は、奥さんも一緒に来られていますが、普段は一人で来られて、何週間も掛けて作品を仕上げるそうです。
奥さんに、旦那さんが絵を描いている間、ホテルで待っているんですか?と聞くと、旦那さんが絵を描いているすぐ横で、ずっとそれを見ているとの事でした。何だかいい感じの御夫婦です。
話している内に、私が旅行しながらFXもしている、と言う話をすると、
一つ、教えて下さい、と言って相談を持ち掛けられました。
何でも、ドルを買わないか、と持ち掛けられ(外貨預金の勧誘員?)、買ったところ、今は300万円ほどになったそうです。
普段は投資、利殖に全く関心が無く、ほったらかしだったそうです。
これをどうしたらいいですかねえ?との事です。
私は、泡沫自称トレーダーですので、人様の大切な資産について、なんやかんや言う資格はないのですが、世の中の大先生と言われているアナリスト方でさえ、当たるも八卦当たらぬも八卦の世界で、為替の事は誰も分かりません、と断った上で考えを述べさせてもらいました。
m(_ _ )m
話を聞くと、ドル・円が102円の時に買ったそうです。う、うらやましい。約1,800ピップスも取れている~。
(o^-')b
そこで、いい時に買われています。外貨預金の勧誘員は良い仕事をしていますが(銀行員か)、しかし、大事な大事なお金を投資の世界と言うリスクにさらしている事でもあります。
ハッキリ言って、これだけ利益が出たのはビギナーズラックだったと思います。 投資の世界には、「たい焼きの頭としっぽはくれてやれ」と言う格言がありますが、すでに、幸運にも餡子の詰まった美味しい所は十分に取れているので、もう、利益確定した方が良いと私は思います、と伝えました。
ちょうど、雇用統計の数字も大幅に悪化し、米国の利上げ時期も先延ばしの可能性が高まって、大幅な調整が来るのでは、とも言われていましたし。
この御主人の場合、かえって投資に無関心だったのが良かったのでしょう。下手に関心があって、しょっちゅう、どれだけ利益が増えたか見ていたら、我慢出来なくなって(利益が減るのが心配になって)、とっくの昔に利確していたのでは。
私は、さらに、もちろん、この先、利益が増える可能性もあります。現在の利益の半分を確定して、残り半分を無くなっても構わないつもりで持っておく、という方法もあります、と伝えてこの御夫婦と別れました。
御主人は、いい話を聞かせてもらいました。さっそく日本に帰ったら教えてもらったようにします。とお礼を言ってくれましたが、私なんぞが、こんな事を言って良かったのでしょうか。(人の金だから偉そうに言える。自分の金だったら、欲の皮を突っ張らせ、全額、失うであろう)
私がレストランに支払いを済ませて、宿に帰っていると、遠くに蓮の花の咲いている池のほとりを仲睦まじく語らいながら歩いている御夫婦が見えました。
私も、将来、かく有りたい、と思わずにはいられないお姿でありました。
♡対岸はレボンガン島、写真、右側がサヌール方向。
今をさる、73年前、この海峡に於いて、バリ島攻略を目指す、日本攻略船団に対し、驕れる米・蘭連合艦隊が衆を頼んだ攻撃を仕掛けて来たが、我が護衛艦隊は寡兵良く、忠勇なる帝国陸軍将兵に一指も触れさせる事無く、これを果敢に撃退。これを世にバリ島沖海戦と呼ぶ。
この海に散華した日・米・蘭の将兵に対し、黙とう。
今は、ノー天気なツーリストどもが遊ぶこの海です。(人の事は言えない)
なお、「極楽のジャワ、地獄のビルマ(現ミャンマー)、生きて帰れぬニューギニア」と言われて、この地は穏やかに終戦を迎えることができたそうです。さらに、戦後、インドネシアがオランダからの独立を目指す解放闘争には、旧日本軍将兵も多く参加したそうです。
2015年5月4日(月) バリ島 サヌール
〇今日のFX
・+2,100円 ドル・円 買い3万 120.05円~120.13円
・+300円 ドル・円 売り3万 120.17円~120.16円
・-300円 ドル・円 売り3万 120.15円~120.16円
計 +2,100円 通算 18日目 +143,420円
〇今日の会計
・タクシー代(サヌール~デンパサール往復)・・・1、553円
・携帯借り賃・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・93円
・昼食(レッドカレー、ライス、ビール小)・・・・・・・・595円
・カップ麺、水・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・79円
・ビール小、豆菓子・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・223円
計 -2,543円 通算 24日目 -86,255円
総計 24日目 +57,165円
2015年5月5日(火) バリ島 サヌール
〇今日のFX
・+900円 ドル・円 買い3万 120.12円~120.15円
・+9,600円 ドル・円 買い3万 120.05円~120.37円
計 +10,500円 通算 19日目 +153,920円
〇今日の会計
・宿代2泊分(KEKE HOME STAY)・・・・・・・・・・・・3,720円
・昼食(ナシチャンプルー、ビール小)・・・・・・・・・・・・・326円
・アイスクリーム・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・372円
計 -4,418円 通算 25日目 -90,673円
総計 25日目 +63、247円