春は解毒の季節♪


ここ数日で一気に暖かくなりましたね。
冬は厳しい寒さを耐えるために、栄養素と共に毒素も溜め込む傾向もあるので、春はその溜まった毒素を排泄する季節です。




菜の花、たらの芽、ふきのとう、ウドなどの春野菜のほろ苦さは、「植物性アルカロイド」という成分によるものです。これは、植物が昆虫や動物、微生物から自らを守るために含まれている微量の毒素とされていますが、人間の場合はその微量の毒素が刺激となり、解毒を促進させる効果があると言われています。
 

 

植物性アルカロイドには腎臓のろ過機能を高めたり、肝臓の解毒作用を高めたりする働きがあります。活動量が少なく代謝が低くなりがちな冬の間に体に溜まった老廃物を、体の新陳代謝を促すことで体外へ排出してくれるのです。



春キャベツに含まれる「イソチオシアネート」と「ビタミンU」もまた、肝臓の解毒機能を高める成分です。

イソチオシアネートはキャベツや大根おろし(おろすことで生成されます)、白菜などアブラナ科の植物に含まれる辛み成分で、がん予防に効果があるのではないかという研究も進んでいます。

ビタミンUは別名キャベジンといわれます。胃薬の商品名としても知られている通り、肝臓の解毒機能を高めるのに加えて胃酸の分泌を抑えたり、胃粘膜の新陳代謝を促してくれます。

 

その他、春におすすめの野菜はセロリ、新玉ねぎ、タケノコなどがあります。

 

セロリも3~5月が旬です。あの独特のほろ苦さがサラダの良いアクセントになります。新玉ねぎも甘みがあり、柔らかいので生で食べやすいですね。タケノコも収穫してから3時間以内なら生で刺身にして食べられるそうです。機会があれば一度味わってみたいものです。

旬の野菜は栄養価も高いので、積極的に工夫して美味しく旬の生野菜を頂きましょうウインク