クリスマスも過ぎて
あと1週間もしないうちに年が明けるのかぁ...
今日の空気は氷みたいに冷たいです。
もうそろそろ、雪が降るのかな❄️
子供の頃は、雪が降るとワクワクしたけど
今は、桜🌸の季節が待ち遠しいなぁ〜
***
入院してから1ヶ月ちょっと経った頃、
放射線治療も折り返し地点ということで
再度の位置合わせのためのCTを撮りました。
そのあと、放射線科の待合でしばらく待っていると
診察室に呼ばれました。
放射線科の先生は
いつもと変わらずゆったり落ち着いた感じで
これまたいつもと同じ手順で
甲状腺や首回りのリンパの触診をした後、
私の輪切りになったCT画像を見ながら
ぽつりと
「消えてるんだよねぇ」
とだけ、言いました。

消えてる...?
何が?
キョトンとしている私を見て
「ほら、ここ。一番上の転移してたところ(腎門部リンパ節) 消えかかってるんだよね」
と
まるで
「ほら、ここ。蚊に刺されてるんだよね」
とでも言ってるみたいに
あまりにも自然に
さら〜〜っと言われたため、
最初は
それがどういうことなのか
すぐに理解出来ず
「はぁ、そうなんですかぁ」
なんていう、なんとも気の抜けた返事をした私...

時間が経つにつれて
それはどういうことなのか
どんな意味を持つことなのか、
少しずつ分かる?ようになってきたら、
今度は心臓がドキドキしてしまいました

良いことなんだと思うけど、
でもでも
完全に消えてしまったわけではなくて
えーと、えーと、
これは喜んで良いことなのかな

それとも、たまたま一瞬、薄くなっただけなんじゃないのかな...



そんなことを思いながら
夕方の回診を待ちました。
夕方5時30分過ぎ、
回診に来たK先生に
「今日CTを撮ったら、腎門部のリンパが消えかかってるって放射線科の先生に言われました」
と報告したところ、
いつも穏やかなK先生が
凄く驚いた顔をしたかと思ったら
「◯◯さん!自信持って行きましょう‼︎
」

と、突然私の手を取り
両手で強く握りながら言ってくれました。
その頃の体調は、気持ち悪いだけじゃなくて
飲んだり食べたりすると
空気がみぞおちに溜まってしまって
苦しいだけじゃなくて痛みも出て来ていました。
でも、K先生が「自信を持って」と言ってくれたことが嬉しくて
どう自信を持てば良いのかはよくわからなかったけど、でもこれは良いことなんだよねって
自分に言い聞かせていました
