私の病気、膀胱がん
ですが
発覚してから4年2ヶ月が過ぎました。
転移していることが分かってからは、ちょうど3年が過ぎたところです。
最初に見つかった時は、膀胱の粘膜層に留まっていて
筋肉層までは浸潤していない
ギリギリ初期がん?の状態でした。
筋肉層に浸潤していなければ
まず転移はありえない、ということになるのですが
1年後のCT検査で
リンパ節に転移していることが分かって
(見落としなどの医療ミスではありません)
主治医の先生が、一か八かで
同時化学放射線療法をやってみましょう、と提案してくださり
GC療法(ゲムシタビン、シスプラチンという二種類の抗がん剤)と
放射線治療60グレイ(2グレイ×30回)
を、入院しながら同時に受けることになりました。
リンパ節転移している時点で
ステージIV
立派な進行がん。
まさに、青天の霹靂。
どうしよう、どうしたらいいんだろう、
強がってるけど実は寂しがりやの夫のことも
20歳を越えたとはいえ
まだまだ子供な息子のことも、
置いていくわけにはいかないよ〜

いったい、何を、どうしたらよいの?
神様、私は何をしたらよいですか

...
不安でいっぱいになってしまって
それなのに涙が出ない。
思い切り泣けたら、少しは心が軽くなると思っても
ぜんぜん泣けないのです(>_<)
これには参りました。
泣けないことが、こんなに苦しいことだとは
自分がそうなってみて
初めて知りました。
朝は6時に部屋の照明がついて
7時までに検温したり、看護師さんがきて血圧を測ったり血液検査の採血とかがあります。
この血液検査の結果、白血球が少ないと
抗がん剤治療ができなくなってしまうので
その場合は、白血球数を増やす注射を打ちました。
それから顔を洗ったり、漢方薬の十全大補湯を頑張って飲んだりいろいろしているうちに
7時30分くらいから朝食が運ばれてきます。
私はおかずの臭いがダメだったので(^^;;
少し時間をおいて、人がほとんどいなくなった食堂に行って食べてました。
なので、食堂の職員さんたちが顔と名前を覚えてくれて、
いつも「今日は食べられましたか?」
と親切に声を掛けてくれました。
病院食は基本2種類あって、
7時30分くらいから朝食が運ばれてきます。
私はおかずの臭いがダメだったので(^^;;
少し時間をおいて、人がほとんどいなくなった食堂に行って食べてました。
なので、食堂の職員さんたちが顔と名前を覚えてくれて、
いつも「今日は食べられましたか?」
と親切に声を掛けてくれました。
病院食は基本2種類あって、
お肉系と魚系がありました。
(毎週どちらかを選択します)
普段は魚大好き人間なのですが
入院中は魚の匂いがどうもダメになってしまって
お肉メニューの多い方を選んでいました。
あの頃、食堂のテレビでNHKの朝ドラ「マッサン」がいつもついていて、
私の中では今も
「マッサン」と「副作用でご飯が食べられなかったこと」が直結してしまうのです(^_^;)
食べ終わった食器を返却口に返して、調理してくれた栄養士さんたちに「ごちそうさまでした」とお礼を言った後、
急いで病室に帰ります。
帰る途中の廊下で、看護師さんや看護助手さんに
食べた量を聞かれるので報告するのですが、
入院後半戦は4分の1も食べられたらいいとこ
な状況だったので
「半分食べられました!」と報告すると
「おぉっ!頑張ったね
」と喜んでくれたのが

なんだか嬉しかったです。
部屋に戻ったら
歯を磨いて、ベッド周りを整えて
主治医の先生の回診を待ちます。
主治医の先生の回診を待ちます。
大好きなK先生に
「◯◯さん、おはようございます。調子はどうですか」
と穏やかな声で言ってもらえただけで
「気持ちが悪いけど、でも大丈夫です、頑張りますっ」と言えてしまう自分...

主治医の先生とおまじないの握手をしてもらって
長~い一日が始まります。
長~い一日が始まります。