ここから手記が途切れてました。
覚えてることを書くと、、



術前からイメトレしてきた自己導尿。

できないと退院できない、スパルタだったのでこころして挑みましたが、わりと簡単でした。

自分で導尿したほうが痛くないので、おおマジメに取り組みました。

3時間置きの導尿はつらく、毎日夜中に起こされ導尿室に行く重い足取りったらなかったです。

廊下は暗いし、寒いし。。

きちんと正しい手順でやれてるかテストがあり、看護師さんに無言でガン見されながらの

自己導尿したブルーな想い出もあります。。。


リンパ浮腫の指導は、術前術後に手術を受ける(た)患者さん数人集められDVDを一緒に見ました。

見終わったあとは患者同士で話が盛り上がり、お友達もできました。

リンパ浮腫についてきちんと理解しているか、口頭チェックテストみたいなのもあり、ぼんやり

した答えをすると、また同じDVDを見るよう言われます。



術後の主治医からの簡単な説明を受けました。あまり覚えていません。

動脈と静脈が赤と青の線でプリントされたタオルの上に、私の臓物が体にかつてあったとおりに

乗せて、写真にとってありました。

ちょっとびっくりして、卵巣に白いのがついていたので

これ!何ですか??と聞いたら脂肪でした。あ、そうでつか。

説明の後、「ホルモン療法やってもいいと思うんですよね~。」とF先生。

前置きなしで、ホットフラッシュもまだなかったのでなんの事かわかりませんでした。

病理の結果を見てからですが、手術の1ヶ月後に抗がん剤を3クール、やったほうがいいと言わ
れました。

F先生「抗がん剤の説明書、もう渡しちゃわない?」

中堅先生「いえ、それはまだ結果が出てから・・・」

F先生「ふーん、そう。」


とか


F先生「ドレーン抜かなくていいの~?」

中堅先生「まだ量が減らないので。」

F先生「ふ~ん。」


とか


術前に
F先生「あれ?膀胱の検査はいいのかしら?」←なぜかおかま口調

中堅先生「はい、ちょっと負担が大きいのでしません。」

F先生「ふーん。」

とか。

F先生と中堅先生の関係って見てるとおもしろくて、まるでF先生がぼっちゃま、中堅先生が執

事みたい。


術後2週間がたったころ、主治医の内診があり問題なしだったので、いつ退院します?と聞かれました。

自分で決めていいんだ~とびっくりしました。

内診室でおまたをひらいて患者をセッティングしてからF先生を呼ぶという、

中堅先生の配慮徹底執事っぷりには目をみはるものがありました。


ドレーンを抜いてからどんどん浮腫がひどくなり、導尿もかきわけかきわけ尿道を探す感じでした。


下腹部から下が全部浮腫んで、足の甲も押したらしばらく戻らない、ぶよぶよした感じ。

リンパドレナージをせっせとしましたが全く歯が立たない。

リハビリ科の先生お手製の、ブーメラン型スポンジを鼠蹊部にあてて圧迫したりしました。

歩くのも痛くて大変でしたが、弾性ストッキングを退院後もそのまま貸してもらい、

術後の一過性のもので、一ヶ月後にはなくなりました。




で、予定通りの日程で無事にめでたく退院できました!