朝採血。今まではベッドで看護師さんがしてくれたけど、

もう歩けるので採血ルームに行く。

このお部屋は、手術中に家族が待てるように椅子が置いてあるお部屋。

朝だけ採血ルームとなる。



朝おかゆのあと、歯磨きをしていたら、主治医のF先生登場。

「あっ!モゴおはようモゴざいモゴ。。」とあせったら

「邪魔なら帰ります。」とくるりと帰ろうとしたので、あわてて引き止めた。

主治医に、今忙しいから出てってーなんて、思うはずないのに。

やっぱ不思議ちゃんだなあ。。

ひきとめたものの、特に話すこともないのですぐ退室。

お昼はまたおかゆ。



答えのだせていなかったあかちゃんのこと、考える。

昨日までは会おうかなと思っていたのだけど。

採血のときに一緒になった方と廊下でお互いの事を話していた時のこと。

その方は、流産というとてもつらい経験されて、お子さんは居ないそう。

「あかちゃんはお母さんとずっと近くに一緒にいてくれて、

力になってくれるのよ。これからいい事がいっぱいあるし、あかちゃんが側にいるから

強くなれるの。いつも支えてくれるんだよ。」って教えてくれた。

こらえきれずに廊下で号泣。

色々迷ったり、答えを見つけようとグルグル考えていたけど、

ストンと言葉が入ってきた。


あかちゃんは見ないことにする。会わないことで自分を責めてしまいそうで

後悔しそうで怖かったけど、そっか、あかちゃんはもう肉体から離れて、

こうして泣いている今も私のそばに居てくれてるんだと思った。

その方は、検査入院で今日退院だそう。

会えて本当によかったです。救いの手を差し伸べてくださりありがとうございます。



だんなさんに決めたと伝える。すべて準備を整えてくれて、

夜あかちゃんの遺体を連れて帰り、明日の朝、火葬するのだそう。

夜、やっぱりつらくて泣く。