昨日のブログの続き。
付け違いとは、
前身頃の袖付け寸法と後身頃の袖付け寸法を付け違えること。
衣紋を抜くと前上がりになり前の袖付けが短くなるため前袖付けを長く付けます。
「付け違い」については何度か書いています。(こちら)(こちら)(こちら)
着物の衣紋を大きく抜いて着ると、肩山が後ろに下がり、前の身八ツ口の位置は上に上がります。
すると、当然ながら、中に着ている襦袢が着物の身八ツ口から丸見えってことも・・・
そこで、後身頃の袖付けより前身頃袖付けの方を長くして、つまり袖付けの付け違いをします。
私は3cmの付け違いにしました。 着たら良い感じでした
簡単な直し方
まず直したい寸法のところに閂止め(かんぬきどめ)をします。
そして、上に向かって開いたところを絎けて塞ぎます。
これには繰り越し寸法も大いに関係します
ちなみに私の繰り越し寸法:1寸で仕立てています。
標準の繰り越し寸法は6分~8分(2~3cm)。