書いたモノ、作ったモノ -9ページ目

「月を蝕む」

絶望に打ちひしがれた夜


ポツリと浮かぶ月に救われた



たった独りで闇を照らす



それは冷たい情熱の様だった






捨てた筈の命が

今更になってのし掛かる



捨てきれなかった


私への罰の様に





こんなにも醜くて

だけど哀しい位に尊い




生きていかなければ。



そう思った





持て余す闇も

飲み込んでしまえば


粋な演出になろう?




あえて


不誠実な月に誓う



其処がどんな場所であろうと


歩き切ってみせる

「ハンプティ・ダンプティ」

世界が音を立てて崩れた




白黒テレビの画面を

見つめているみたいだった



そこは確かに

あたしが今居る現実なんだけどね




スローモーションで堕ちてゆく



割れた音が聞こえた




もう終わりだな。



いや、


もう終わりにしてしまおう



だってもう粉々で

保てそうにないから







お医者様が寄って集って


何とか壊れたあたしを

治してくれたけど




もうこの「あたし」は


前の「あたし」ではない




死んだ人は生き孵らないでしょ?




あたしも一度は死んだ人間だから



だからもう

何をしたって駄目なんだよ

「ひつじが一匹…」

今日頑張ったコト


1日の最後に振り返って



誉めたり責めたりして






今日何があったか

思い出してみて



安心したり哀しくなったりして






せめて夢の中でだけは


心穏やかにいられますように