今日のお話は「超目的」について。


「超目的」というのは、お芝居の勉強をしていた時に
良く言われていた言葉です。
「あなたの役の超目的はなに?」って(笑)

お芝居に出てくる登場人物には、
最終的にたどり着きたい、
成し遂げたい「超目的」があって、

行動はすべてその目的を達成するためにあるのです。
お芝居をそうやって見たことの無い人が沢山いるだろうし
そうやってお芝居をしていない人たちも大勢いるんだと
思われます。(…と今日は演劇論でなく。人生についてだ(笑)
演劇は深いのです…。

実は、女優をしていた頃、
演出家に「あなたの超目的は?」と聞かれたことがありました。
幾度となく。
演劇というのは、実生活ともとても密接な繋がりがあって
演劇で学んだことは「生きる」うえでも「仕事」の面でも
大きく役立ちます。

そうです。
この「超目的」こそが「人生の理念」なんですね。
自分が生きていく上で何を成し遂げたいのか。
こういうと難しいけれども
自分の生きていく「軸」をどこに定めるのかということ。
これが明確になっているのといないのでは、全く違う。
ということを、近頃実感します。

私の場合、あたまの中にあったモヤモヤしていた事柄を明文化できたのは
つい最近です。何年も、何年もかかりました。
けれども、モヤモヤでも、つかめそうなところまで来たときには
「軸」が決まり、ブレがなくなり、迷いがなくなりました。
そして、それが明文化されて自分にとってしっかりしたものになると
本当に迷いがなくなります。

私の理念は
「心の底から湧きあがる情熱を表現。
 新しい価値を生み出し、
 生きていることを実感できる自立した人を増やします」



何か問題が起きたときや
今後の展開を考えるとき
理念が明文化されてからというもの
迷いなく行動に移せるようになりました。

人がどう思うか、
どう見られるかではなく、
自分がどうしたいかを考えるようになりました。
そうです、私はいつも、ついつい人のことばかりを優先するような人でした。

あなたの「夢」がうまく進まない
思いがあっても行動に移せない


そんな時には、立ち止まってみましょう
もしかしたら、
あなたの生きる「超目的」=「自己理念」と
あなたのやっていることは、全く違うこと。
遠く離れたことをやっている可能性もあります。


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