さめざめ女の連れの男性が、
「もう、泣くのやめなって、なんか雰囲気悪くなるだろ。ねぇマスター。」
「どうしたの?」
「なんか人生でもっともつらいことがあったんだって。」
「まぁね。いろいろね。あるわな。」

で、と。
ネーミングがイマイチのメニュー厚岸の「かきえもん」オーダー。
でかい牡蠣5個で千円。生でそんまま、塩味のみで。
ウォッカのロックと生でそのまんま厚岸の牡蠣でちびちびと。

そうこうしていると、
カウンターでがちゃん!と音がして、みるとさめざめ女がトイレに行こうとして、転倒。
「店の点灯が暗いからね!」
「あたしをほってかないでぇ、うっ、うっ。」
「ほんと、やめな、泣くの。店がくらくなるだろ!」
「うっ、うっ」
「もともと照明暗いから、いいんだって。ぴったりだよ。」

で、トイレにつれていったら、30分ぐらい帰ってこない。

席に戻った二人。
「マスター悪いね帰るわ、いくら?」
で、泥酔さめざめ女性をつれて帰っていった。

マスター、外人3人組に、
「どこの国の出身(Where are your from ?)」と聞いたら。
「そこの通りから来たんだよ。」
「(苦笑)...」
こういう時に、どう切り返すのかね。英語力と想像力がなく妙な沈黙。
会話続かず。

すると突然、
3人組の女性が、
「さっきのカップルの男性が通りで倒れているよ!」
「え、男の方?」
「なんだよ。。。」

マスター119番して、「...救急です。銀座7丁目の....」

マスターについて、店をでて階段を下りていくと、
男性が仰向けに倒れて、さめざめ女が、まだ「うっ、うっ」と泣いている。

マスター: 「どうしたの?」
さめざめ女: 「急に倒れたの、うっ、うっ。」
マスター: 「ゆらすなっ。今、救急車呼んだから。」

突然現れた年配の和服のママ: 「こういう時は名前よんであげてね。」
マスター: 「おい、けんじ!救急車よんだからな!けんじ!」
さめざめ女がまたけんじに抱きついて揺らすから、マスターが「だからゆらすなっ!」

通りすがりの女性: 「どうしました?」
マスター: 「急に倒れて頭打ったみたいだ。」
通りすがりの女性: 「持病ありますか?」
和服ママ: 「名前よんであげて。」
マスター: 「糖尿がね。。。」
すると通りがかりの女性は、首をさわって、脈がないのをみると、いきなり全体重をのっけて「心臓マッサージ」をはじめた。
通りすがりの女性の連れ: 「彼女、医者なんです。」
通りすがりの女性医師: 「AEDありますか!AEDありますか!」
おれ: 「AEDある?」
マスター: 「ないよ。」
すると女性の心臓マッサージで、けんじは息を吹き返した。
けんじ: 「なんだよ。なんで寝てんだよ。」
マスター: 「救急車呼んだから。」
けんじ: 「いいよ、このくらい。」
マスター: 「遠慮すんな、乗ってけ。」

すると、救急車到着、通りすがりの女医師は消えていた。
救急隊員: 「どうしました?」
マスター: 「倒れたみたいで、頭うっている。でもどっちかって言うと、こっちの女性の方が危ない。」
救急隊員: 「今、ストレッチャー出しますから。」
けんじ: 「どこへ連れて行くんだ?」
マスター: 「いいから、だまって乗っていけ。おきあがるんじゃねぇ」
救急隊員: 「ベルト締めますね。」

搬送される救急車の中でも、さめざめ女は「ほってかないで!うっうっ。」って泣いてんだろうな。

たまたま居合わせた人たちが最適な対応を最小の時間で行い、けんじが蘇生した後は、また何事もなかったように銀座7丁目はいつも時間がすぎていく。

今回は外人女性が知らせてくれなかったら、女医が居合わせなかったら、死んでいたかもしれない。
人間って死ぬときは、あっさり死んでしまうし、死なない時は、周りの人がうまく助けてくれて生き延びるのかもしれない。



今日は仕事が終わってなんとなく銀座へ。
「三井住友銀行で通帳記入しなきゃ。」と茅場町方面へ行き、
「あ、ここまで来たら新橋のゴルフパラダイスに行くか。」とアイアンを見に行って、
「あ、ここまで来たら久しぶりにウォッカ飲んで帰るか!」と銀座7丁目のウォッカ・バーに。

「一人、空いている?」
「おひさしぶりですね?」
「あ、ごめん。」

カウンターに座ると、女性の泣き声がする。
中年のカップルがいて、(俺も中年だけど)男はでかい声でしゃべっているけど、女性はさめざめと泣いてんだよね。
「あたしをほってかないでぇ、うっ、うっ」って
(なんだよ、まぁたまにはこんな状況で一人で飲むのもいいか!)

「何する?」
「適当に。」
「ロックでいい?」
「いいよ。なんかうまいのある?」
「最近、売り出し中のWhite Birch。まだ酒屋に売り込んでねぇけど。白樺。」
「いいじゃん。すっきりしていて。」
マスターの奥さんはロシア人で、会社作ってウォッカを輸入してるみたい。
ここには、あのチョコレートのGODIVAのウォッカもある。すげ甘いらしいけど。

すると男性2人と女性1人の外人お客さん登場。
あれいつもはもっとすいているのに、流行ってんじゃマスター?

すると泥酔でさめざめ泣く女性が、また「あたしをほっとかないで、うっうっ」。

(ここまで書いて寝てしまった...(;^_^A)



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会社の仲間と牡蠣食べ放題の店に行って来ました。
なんと福岡の糸島の牡蠣もあった。38個もたべたよ。